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デジタル・ディバイドの怖さ

こんにちは。所長です。

高度情報化社会となり、ITや情報通信技術を活用する機会が増えてきました。

その反面、こうした情報を活用することで有利になったり不利になったりする人も出てきていることを知っていますか?

今回はそんな情報利用による格差についてまとめようと思います。

デジタル・ディバイドとは

ネット社会にあふれる情報の活用力によって起こる格差のことを、デジタル・ディバイドと言います。


実はこのデジタル・ディバイド、将来的に見ても深刻な問題なのです。

情報による格差というはどんなものがあるでしょうか。

日常生活に潜むデジタル・ディバイド

たとえば割引で買い物ができるクーポンがありますが、最近は紙ではなくネットやアプリから入手するものに変わっていますね。
これを利用することで、割引の恩恵を受けることができたりします。

他にも旅行やホテルの予約等でもネットを使うと安く利用できるなど、お得な情報を受け取れたりしますし、最近ではコロナワクチンの予約が最たる例でしょうか。

電話だとパンクして繋がらない反面、ネットやLINEならスムーズに予約できた、という話を聞いたことがありませんか?

まさにこれこそデジタル・ディバイドによる格差だと言えます。

このことからデジタル・ディバイドは単なる情報活用による差ではなく、長期的に俯瞰すると収入や経済格差にまで発展するほどの大きな課題だと捉えられるのです。

デジタル・ディバイドを生み出さないために

こうした問題や社会が情報化社会へと進んだことから学習指導要領に情報教育が盛り込まれて約30年になります。

しかし現実では、情報をそつなく使いこなせる情報強者と、情報に振り回される情報弱者の二極化が生まれ、その格差は今も広がりつつあります。

こうしたデジタル・ディバイドを生み出さないためにはどうすればよいのでしょう。

第一にIT機器に対する抵抗感を払拭することだと思います。

スマートフォン等の利便性や情報を利用することで得られる恩恵に目を向けさせると同時に、情報を取り扱うことで起こりうるデメリットについても十分理解を促す必要性があります。

次に情報リテラシーの習得です。

情報リテラシーとは、IT機器等を効果的に活用するために必要な能力で、先程の情報によるメリット・デメリットの理解や情報機器を上手に活用するための技術などが挙げられます。

この情報リテラシーを理解し、ネットトラブル等から自身の身を守りつつ有益な情報を得られるよう行動できるようになる必要があります。

まとめ

コンピュータ等のIT技術は急速な発展により、社会は高度情報化社会へと変化しました。

その一方で人間の情報活用力は後手後手になり、使ってみながら善し悪しを判断している部分が強いことから、個々人で能力の差も生まれています。

まずは情報活用能力の差がデジタル・ディバイドを生み出している現実を知っていただき、一人一人がこうした能力を少しでも高めることを意識していただければと思います。

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