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鈴木秀樹の授業を見ると...?

どれだけ宣伝になるかわかりませんが、刊行間近の書籍の内容をちらっと紹介する投稿、今回は第3章についてです。

第3章がこの書籍の屋台骨かな、と思います。私がICT×インクルーシブ教育セミナーなどで行ってきた公開授業や、コロナ禍にオンラインセミナーなどで発表してきた実践を改めてまとめ直したものになります。

結局、授業なんですよね。どう理屈をこねても格好をつけても「それで実際、授業はどうやってるの?」というのをお見せしないと納得してもらえない。逆に授業を見ていただければ一目瞭然。そんなところがあるように思います。

ですから、この第3章ではどんな風に授業(単元)を進めたかを示しながら、そこにどのような教師の意図があり、子どもはどんな変容を見せたのか、その一連の流れのどこがインクルーシブ教育なのかを丁寧に書いたつもりです。

そして、そうした授業を組み立てる際の根幹になる考え方についても書きました。それを書いていたら、前任校での実践の話も出すことになりました。「ああ、全てが繋がっているんだな」と書きながら思ったのですよね。

院生時代に勉強したことが今の時代に妙にマッチしていたり、初任の頃に苦労したことが実は自分の土台を作っていたり、インクルーシブ教育とは全く違う文脈で進めていた実践がふり返ってみると今、自分が考えていることとリンクしていたり。

同じ人間がやっていることですから、それは当たり前のことなのかもしれませんが、過去は切り捨ててひたすら前に進むことを良しとしてきた自分が、実はこれまでの積み重ねの上に立っているのだな、と発見できたのは、この書籍を書いていく中での大きな発見でした。うん、それって悪くないです。

おっと。これじゃ宣伝にならないですね。えっと、何を書けばいいかな?

次の言葉は、自分で思ったことではなくて、私の授業を見てくださった方からいただいた言葉で一番うれしかったものです。

鈴木先生の授業を見ると、早く子どもに会いたくなるんですよね!

そう思える(かもしれない)実践について書きました。お読みいただければ幸いです。


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