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「教科の本質」「授業研究」からのアプローチ

前多先生のVoicyを聞きました。

前から聞きたいなぁ、聞きたいなぁと思ってはいたのですが、なかなかまとまった時間が取れなかったんですよね。で、ふと思ったのです。
「通勤の車内で聞けばいいんじゃん!」
気づくの遅いよって感じですが、まあともかく全部聞くことができました。

タイトルは「前多昌顕がICT教育活用で考えること」なわけですが、正直言うとICT絡みの話はこれまでに伺ったことがある話が多かったので、ICTが絡まない話の方が私は興味深かったです。「マインドマップ」とか「踏み台昇降運動」とか。

でも、「#18 GIGAスクールはキャズムを超えたのかな?」は考えさせられましたね。内容は本編にアクセスしてください。約4分ですからすぐ聞けます。ここでは私の考えを。

GIGAスクール構想はやっぱりこの国の教育に対してかなりのインパクトをもたらしたと思っています。しかし、まだこの波に乗ろうとしない人、そんな波はなかったかのうように振る舞っている人がいるのも事実。そして、そういう方々が「ICTより何より、やはり教科の本質を突き詰めねば」「なんだかんだでICTがどうこうより授業の中身ですよ」みたいなことをおっしゃることがあるのも、また事実です。

しかし、だからといって「教科の本質」を突き詰めて考えることが間違っているわけではありません。「授業研究」が不要なわけではありません。むしろ私はICT界隈で活躍されている方が授業のことを語らないのは、それはそれでまずいと思っています。

ICTの日常活用はもちろん大切ですが、だからといって授業をおろそかにしていいわけではありません。どちらが、という話ではないのです。現代の教師はどちらもちゃんと進めなければならないでしょう。

そこを重々わかった上で前多先生は「ICTをどう活用するか」という方向から「超絶簡単動画」でアプローチしているのだと理解しています。私は「教科の本質」とか「授業研究」とかからアプローチしていく方を選びます。結果、本校のICT部会の動画はどれも長めで視聴数も稼げませんが、まあ仕方ないです。そういう芸風ですからね。

アプローチの手法も「授業を見せる」ということになります。授業公開を積極的に行うのも、授業参観を余程のことがない限り受け入れるのも、それが自分なりのアプローチだから。大売れはしないかもしれないけれど、「教科の本質」「授業研究」の総本山みたいな国立の附属で「ICT使わないとかあり得ないでしょ?」と言い続けるのが自分の役回りだと思っています。

そこの辺りの踏ん切りがついたので、これからは「教科の本質」「授業研究」と謳っている場に乗り込んだ時はしつこく「え、なんでここで紙のノートなんですか?」「板書している時間、もったいないと思いませんか?」「タブレット使わない授業とか、あり得ないんですけど。2023年なの知ってます?」的なことを言っていこうと思います。

それが説得力を持つためには、自分も「教科の本質」を極めて「授業研究」していかないといけないんですよ、多分。うーん。茨の道ですかねぇ…。とりあえず、ICT×インクルーシブ教育セミナーvol.6の公開授業を頑張らないと!


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