見出し画像

13 特別支援学級担任をしながら通常学級で教科を教えるメリット

こんにちは。
ICTのねこです。

今回は「支援学級担任をしながら、
通常学級でも授業を持つメリット」について考えたいと思います。

とりあえず実情から

最初に言うと、この状況はかなりキツイです。
何がかというと、教材研究数と授業数です。

わたしの専門教科は英語ですが、
通常学級の英語の授業以外に今年度は
特別支援学級の
①自立
②道徳
③作業
④英語(通常級とは内容が異なる)
⑤数学
⑥家庭科
⑦技術
⑧理科
⑨体育 の合計10教科を教えています。
小学校の先生方から見たら、少ないかも知れません。

これを1日1コマ空いてるかどうかの授業数
週21時間こなすのは結構大変です。
実は学校一の授業数です。

その背景には自分の専門教科の時数より
特支の時数を越えないといけない
と言う
謎の規定があるからです。

もちろん生徒指導案件や特支の授業の自習などがあれば、空きコマ?何それ??の状態になります。
(ちなみに中学校なので介助員はつきませんので全てこちらに回ってきます、、、)

子どもたちは学活、総合は交流学級で受けてますが、わたしはその間あちこちの自分のクラスの子がいる教室に行き、困ってないか見て回ります。もちろん授業数にカウントされていません。

でもメリットはあります

わたしは多分、校内一捕まえにくい人(笑)の自信がちょっぴりありますが、特支担をしていることでメリットも感じています。

①支援が必要な子に手立てを考えられるようになった

通常学級の中にもこっそり困っている子や
全力で困ってる子いますよね?
目が行き届きにくかった子たちにも気づけるようになりました。
時には授業中にこっそりと個別支援してみたり、
全体支援してみたり、授業外でこっそり支援してみたり、手立てのパターンが増えたように思います。
相手のことを考えて、どこまでが甘やかしで、どこからが支援なのかということも何となくわかるようになったように思います。
これは特別支援学級持っているからこそ、育まれた目線だと思います。
そしてこれが最大のメリットだと思っています。

いろんな方法で支援ができるようになりました。

②生徒指導しやすくなる

担任している子たちは人間関係を上手くできないことが多いので、ちょこちょこ生徒指導が起こります。
授業で行く学級は担任している子の交流学級にしてもらっているので、日頃からの教師生徒の関係ができています。
このちょこちょこ起きるトラブルも「知らない先生」に話をするよりも「授業で知ってる先生」の方がやっぱり関係がある分スムーズです。
もし特別支援学級だけの授業を持っていたら、この辺りはとても苦労すると思っています。

相手にもよるよね?と思う訳です。

③気分転換になる

わたしはまだ特別支援学級の経験年数が
専門教科の経験年数より少ないです。

専門教科はある程度「いつ何の単元をどんな教材で(教科書の内容で)教えるか」わかっているので、何となく先が見えています。
ちゃんと降り口が決まっている高速道路を運転している感じです。

決まったところまで道が続いてるイメージ

特支はそうはいきません。
その子が定着できるまで何回も同じことを手を変え品を変え教えたり、飽きないように1時間に複数の要素を入れたり、、、。
個別指導なので、それぞれのゴールは異なります。
個人の向き不向きもあったり、手立ては異なります。
特支の授業は一般道のように選択肢がいっぱいあります。

曲がったり停まったり、制限速度も色々、、、


わたしは時々高速道路で気分転換しています。
高速道路がないとやっていける気がしません。
ある程度行き先がハッキリしている時間もわたしには必要です。

最後に

確かに現状はしんどいです。
でもそれ以上の学びや反省、そこからの自分の成長を感じています。
多分わたしは来年度も大して変わらない授業数を担当することでしょう。

しんどいけど、チャレンジされる方が続いてくれるとうれしいです。

スキ、フォロー、コメントが励みになります。 
良ければポチッとお願いします。
Twitterもよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?