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86 教育公務員だから安心

数年前まで、そう信じてた。

ある時を境に、色んな誤解が誤解を招いて、校長室に呼び出され、保護者に罵倒された。

怒号が小さな空間に響き渡る。
棘しかない言葉が幾度も繰り返される。

管理職は何もしない。
唯一わたしに対する誤解を払拭しようと
動いてくれたのは学年主任だった。

その日、わたしは単独で家庭訪問することになった。
直接自分の子どもに謝罪をしてほしいという保護者の要望を叶えるため。
誤解にも関わらず・・・だ。
わたしは、この時自分の命に何かあるかもしれないと覚悟を決め、極寒の中その子の家に向かった。
今日この日が最後かもしれないと覚悟を決めた。

直接相手の子どもと会うまでに深夜までかかった。
わたしはその子の家の前で雪が舞う夜にただひたすら家のドアが開くことを願った。
実際に会うと、相手の子どもの誤解は無事に解け、
最後保護者からは労いの言葉をもらった。

家に帰ったのは最終電車だった。
結局大ごとにはならなかったが、色々と考えるきっかけになった。
もし大ごとになってたら、切り捨てられるのかもしれない。
一瞬でもそう思ったことから、わたしの中で常に不安は燻っているのだ。

そしてわたしの事例の様な現状は教育界のあちこちで繰り広げられている。
わたしはただ運がいいだけだ。

いつ辞めたくなってもいいように、選択肢のひとつとしてKindle出版で準備をしてる。

わたしは教育公務員は安定してるとは思ってない。
ただ一つ、言えること。

自分の身は自分で守る。

一緒に守りたい人を募集しています。
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