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時間と手間をかけるコーヒーの魅力「焙煎」

■コーヒーの楽しみ方


一般的にコーヒーの楽しみ方といえば、コーヒー屋さんでお好みのコーヒー豆を購入して、自分でゴリゴリ粉に挽いたり、それをドリップしたり、中には自己流の抽出レシピで楽しむ方もみえるのではないでしょうか。

一杯の美味しいコーヒーを淹れる為には、専用の抽出器具を用意して、お湯を沸かし、豆を粉に挽く、丁寧にお湯を注ぐなど、結構な時間と手間がかかるものです。
簡単なものだと、インスタントやドリップバッグ、カプセル式のコーヒーメーカーといった便利なものがありますね。

ですが今回は、もっともっと時間と手間をかけてコーヒーを楽しんでみませんか?というご提案です。

■コーヒー焙煎


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コーヒー豆と言うと、茶色い色をしたものをイメージされる方が多いのではないでしょうか。(薄い茶色や焦げ茶色だったり)

それは「焙煎」(コーヒー生豆を煎る)という工程を終えたものです。
この焙煎という作業を行うことで、コーヒー独特の味や香りが生まれ、コーヒーを抽出することが出来るようになります。

今回は、その「焙煎」を自分でやってみませんか?というご提案、そして手助けになればと思います。

コーヒー豆焙煎に必要な道具


とは言っても、準備するものからやり方まで「ハードルが高そう...」と思う方も少なくないはず。

まずは、コーヒー豆を焙煎する為に最低限必要な道具をご紹介。

①焙煎器(銀杏煎り)
②手袋(軍手)
③うちわ(ドライヤー)
④カセットコンロ(炭火でもOK)
⑤コーヒー生豆

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これだけあれば、誰だってコーヒー焙煎ができます!
案外身近なものででき、あとは肝心な生豆と焙煎器、これは私たちにお任せください。(最後に購入方法を紹介しています)

■焙煎してみよう


道具が揃えば、すぐに焙煎が始められます。
ここでは、手網焙煎器を使ったコーヒー焙煎のコツをご紹介。

イトウコーヒーのYouTubeチャンネルでも手網焙煎器を使った焙煎の様子をご覧頂けます。
動画はこちら▶︎コーヒー手網焙煎のやり方


1.熱源の準備と注意点
まずは2種の熱源をご紹介
・炭火▶︎熱源範囲が広く風の影響を受けにくいが、準備片付けが少し手間
・ガスコンロ▶︎準備片付けは簡単だが、熱源範囲が狭く風の影響を受けやすい、風よけがあると良い

コーヒー生豆は火にかけるとチャフ(薄皮)がはがれ飛び散るので室内で焙煎する時は要注意(動画を見て頂くとチャフの飛び散った様子がわかります)

2.浅煎り・中煎り・深煎り、目指す焙煎度を決める
あなたのお好みは?ここでは大きく分けて3つ
・浅煎り=軽めで酸味がある
・中煎り=マイルド、バランス重視
・深煎り=苦め、ストロング

焙煎度について詳しくはこちら▶︎コーヒー事典vol.2「コーヒーの焙煎度合」


3.生豆に含まれる水分を抜く

さっそく生豆を焙煎器に入れ、火にかけます(火力は中火)
熱源から約20cmほど離し、黄色く変色するまで焙煎器を振り続け煎る(目安時間約3分)
焙煎中はコンロの火力調整は行わず、熱源との距離で火の入れ方を調整

5.本格的に焙煎開始
黄色く変化したら熱源までの距離、約10cmまで近づけ、焦がさないように焙煎器を振り焙煎を続ける

5.1ハゼ
コーヒー豆らしい茶色になってくるとパチパチとはぜる音がします、これが1ハゼ(はぜる音が鳴るととても嬉しいですよ)
浅煎りを目指す方はここで焙煎を終える

*YouTube動画では、パチパチとはぜる音も聞けますので参考にしてみて下さい(イヤホン推奨)
動画はこちら▶︎コーヒー手網焙煎のやり方 (動画2:00~)

1ハゼが終わり焙煎を止めると中浅煎り〜中煎り

6.焦げに注意
コーヒー豆の水分が抜けたことで焦げやすくなっている為、手を止めずに焙煎を続ける

7.2ハゼ
ピチピチと小さい音が鳴り始めたら2ハゼの合図
ここで焙煎を終えると中深煎り

ピチピチとはぜる音も聞けますので参考にしてみて下さい(イヤホン推奨)
動画はこちら▶︎コーヒー手網焙煎のやり方 (動画2:27~)

2ハゼが終了すると深煎り、さらに進めると極深煎り

8.冷却
焙煎直後のコーヒー豆はとても熱いので要注意
そして、焙煎を止めてもコーヒー豆に残った熱で焙煎が進んでいくので、素早くうちわなどで風を当て冷せばオリジナル焙煎コーヒー豆の出来上がり

お疲れ様でした!

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POINT
・とにかく焙煎器を振り続けること、手を止めない
・熱源との距離に注意すること
補足
焙煎直後のコーヒー豆はガスを多く含んでいるので、ガスが邪魔をして抽出がされにくかったり、少しとげとげしい味になりやすいので、少し寝かせてあげることで飲みやすくなります。
せっかくなので焙煎したてのコーヒーを味わってみるのもおすすめです。
味の変化も楽しんでみて下さい。


■生豆と焙煎器の購入方法


イトウコーヒー本店、イトウコーヒーオンラインショップ、そしてコーヒー豆自販機で、コーヒー生豆のメニューを新たに追加します。
*3月15日(火)以降、販売開始予定

イトウコーヒー本店、イトウコーヒーオンラインショップでは生豆の状態での販売もしています。

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現在取り扱っているのはスペシャルティコーヒーなどの少し高価なコーヒー豆がメイン。
自分で焙煎するとなると、上手くできるかわからないし失敗したら勿体ない、気軽に楽しめないという問題が焙煎のハードルを高くしている一つの要因だと思いました。

そこで、新たに生豆のメニューを増やすことにしました。

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店舗、イトウコーヒーオンラインショップ
■種類

・コロンビア EⅩ
・インドネシア マンデリンG1
・ブラジル サントスNo.2
・エチオピア モカ シダモ
■内容量と価格
各100gパック(¥432税込)
各500gパック(¥1728税込)
各1.0kパック(¥3240税込)
 *オンラインショップでは別途送料がかかります

さらに、コーヒー豆自販機でも生豆を販売してみることにしました!

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コーヒー豆自販機
■種類

・コロンビア EⅩ
・インドネシア マンデリンG1
・ブラジル サントスNo.2
・エチオピア モカ シダモ
■内容量と価格
各300g入ボトル(¥1200税込)

共に3月15日(火)以降、販売開始を予定していますので、もうしばらくお待ち下さい。

そして、焙煎器の心配もいりません。
イトウコーヒー本店、イトウコーヒーオンラインショップで購入出来ますのでご安心ください。

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焙煎器
■概要と価格
サイズ:長さ435mm(柄を含む)、高さ50mm、直径220mm
製造国:日本
焙煎能力:50〜200g
(¥3410税込)


最後に


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美味しいコーヒーを飲もうと思えば、カフェや喫茶店に出向いたり、コーヒー屋さんでコーヒー豆を買ったりと方法は様々です。
しかし、自分で焙煎したコーヒーは他では味わうことはできません。
1杯のコーヒーを飲む為に時間と手間をかけ、唯一無二のコーヒータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。



店舗情報
イトウコーヒー本店
 〒461-0001 名古屋市東区泉1-7-25
 tell : 052-962-3541

営業時間
 平日:10時~19時
 第3土曜、祝日:10時~17時
 定休日:上記以外の土曜、日曜

*駐車場はございません、近隣のパーキングをご利用下さい。



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