【mignonがしっかり教える「肌塗り」の秘訣】Chapter3の内容は是非知っておきたい部分【書評】
今回はこの【mignonがしっかり教える「肌塗り」の秘訣】という書籍をレビューしてみたいと思います。表紙には書かれていないんですけど、この本ではPhotoShopを使用した着彩手順が紹介されています。試し読みすれば気付ける部分ではあるものの、買う際には要注意です。一応、他のペイントソフトを使っていても応用はきくかと思います。
この手の本のレビューを読みに来る方って恐らくイラストを描いたことがある人のレビューを見たいんじゃないかなーと思うので、本題に入る前に俺自身も一応そういう経験はあるよー的なアピールをしておきます。
…というかこのイラストを描いてからもう1ヶ月以上経ってますね。時間が経つの早いな～。
Chapter1で紹介されているマスク塗り、普通に知らなかった…
お恥ずかしながら、俺はこの本でマスク塗りの存在を知りました。なんか会社によっては当たり前のように使われている手法らしいです。はぇー。
今まで「グラデーションマップを使えば描く時に描画色いちいち変えなくて良くなるじゃん。これ最強か？」とか思ってましたが全然そんなことはなかった。マスク塗りでも似たようなことできんじゃん。
あと、サムネイルに色が表示されるおかげでレイヤーの選択ミスを防止できるのはすごく便利ですね。レイヤーをめっちゃ使うタイプの描き方だと、どうしてもレイヤーに名前をつけてかないと訳わからなくなるんです。けれども、新しいレイヤーを作る度に毎回キーボード叩くのもめんどくせぇな…とか思ってたところなので、ある程度レイヤーの名前つけをサボれるのは良さしかないです。
Chapter3に重要な部分が詰め込まれていると言っても過言ではない
この本の中で特に重要度高いなーと思ったのがChapter3の部分で、まぁ最悪読む時間取れなかったらChapter3しか読まないのもアリなんじゃないかなと思うくらいには重要な情報がたくさん書かれています。
Chapter3の内容をざっくりと説明すると、ライティングの基本の解説から始まって、体の各部位のランドマークをどう捉えて陰影を入れていくか…みたいなものになっています。この本の「はじめに」の部分にも書いてあるのですが、「なぜそこが影になるのかが分からない」という疑問を持ったことがある人にとっては非常に役に立つ部分だと思います。
俺の場合だと、特に腕とか脚の部分で「コレどこまで影を入れたら良い感じになるんだろうか…？」と迷ってしまうことが結構あったので、Chapter3を参考にすればある程度迷いを断ち切れそうです。やっぱり先人の知恵が無いとあっちをうろうろ…こっちをうろうろ…みたいな感じでどんどん時間を浪費していってしまうので、こういうのは本当にありがたいですね。
Chapter2とChapter4はほぼ作業工程の解説
Chapter2はmignonさんがイラスト描く時の作業工程の解説で、Chapter4は表紙絵のメイキングです。この辺はこの手の本だと割とありがちな構成ですね。
この部分に関しては、役に立つ、立たないは人によるところがあるかなーというのが正直な感想です。俺は人の考え方を知るのは結構好きなので、それなりに楽しんで読むことはできました。…が、欲を言うならばChapter2か4の内容を少し削ってでもChapter3の内容を深掘りしてほしかったな…とも思っちゃいますね。そう思っちゃうくらいChapter3の部分がめちゃくちゃ参考になったとも言えます。
ちなみに最後のChapter5はほぼおまけみたいな感じですね。まぁこの本のメインは「肌塗り」なので、とりあえず良しとしましょう。
総評
自分の話になっちゃうんですけど、ゲームをやる時とかも理詰めで戦略を組むの楽しいなーって思う人なんですよね。格ゲーとかで簡単に例えると、今自分が使ってるキャラはリーチがとても長くて、相手視点から見ると横の差し合いじゃ勝ち目がないから、空中技で高いリターンを取りたいでしょうね。じゃあこちらはソレを特に警戒しましょうみたいな…伝わるかなこれ…。
で、この本、確かにちょっと惜しいなーと思う部分はあるのですが、理詰めで絵を描いていくやり方がしっかりと書かれているので、個人的には良著でした。つまり、俺と似たようなタイプの人にとってこの本は合う可能性が高いんじゃないかなと思っています。
この本が合う人
・単純に女体が好きな人
・マスク塗り？…なにそれ？となる人
・女体の塗り方は知ってるけどなぜその塗り方をするのかが全く分からない人
・理詰めで絵を描きたい人
この本が合わない人
・まだペイントソフトに慣れていない人
・女体にあまり興味がない人
記事を読んでいただき、ありがとうございます！ よかったら、スキ、シェア、フォローもお願いしたいです！