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【エッセイ】わたしと文字とほんと。

「物語を書いたら?」

それがこのnoteのきっかけだった。
書き物は嫌いではない。どちらかというと好きかもしれない。

昔から文字とはよく触れ合ってきた。
気づけば本に囲まれている。

そういえば同じような言葉を前にもかけられたような。


「本ならいくらでも買ってあげる。」

幼少期からの父の言葉。
そんな父も本を沢山読んでいた。
ビジネス本から話題書、資格取得のための参考書など。
そんな父からの教育の一貫だったのだろう。

その影響もあってか周りよりは読書をしていたことを思い出す。
毎朝8:30のチャイムのあと、10分間の読書タイムがあった。
そこが一番の楽しみであった。
休み時間も比較的読書をしていた。
とは言っても片田舎の小学校である。
全校生徒の顔と名前が一致できるくらいの数しかいない。


教育熱心な父の影響もあり、中学から受験した。
いわゆるお受験である。
中学に入学後は実家の本棚の本を読み漁った。
母は西村京太郎氏のファンで当時は本棚一面、西村京太郎ミステリーで溢れていた。
それを電車で1時間半揺られる間に読んだ。

ただ、この時までは能動的に読んでいたわけではなかった。
本くらいしか時間が潰せるものが無かったのが正しい。

当時はガラケーの時代で校則も厳しいものだった。
携帯やゲームはバレたら没収であった。
バレなきゃ良いと思ったかい?
それは無理だ。
なんせ抜き打ちの手荷物検査が合ったから。

そういった背景もあり、この頃は積極的に文字を読んでいたわけではない。
転機は中2か中3だったと思う。

周りの影響もありラノベを読み始めた。

ライトノベルは、日本で生まれた言葉で、娯楽小説のジャンルの1つ。英単語のlightとnovelを組み合わせた和製英語で、略語はラノベ。
Wikipediaより

この時に初めて能動的に本を読んだ。
本当に読み漁った。
もう当時持っていたものは残っていないが年間200冊以上は読んでいた。
読み始めてから現代文の点数が上がったのはまた別の話。

そういった事もあったが高校生になってからは部活やスマホの普及もあり、少しずつ読まなくなっていった。
大学3年になる頃には何も読まなくなっていた。

次の転機は大学3年のまだ蝉がうるさく暑さが残る時期だった。


「本でも読んでみたら?」

当時の筆者は大学に行けずなんとなく日々を過ごしていた。
そんな時に父に言われた。

暇だったこともあり、とりあえずブックオフに行ってみたことを今でも思い出す。
特に読みたいものもなかったので安いものを1,000〜2,000円分買ってみた。
確か10冊ちょっとだったと思う。
ジャンルはまちまちでタイトルで気になったものを。
いわゆるジャケ買いだ。

そこからあれよあれよと読書にハマった。
ビジネス本から小説まで様々だ。

そのハマるキッカケとなったのは小林弘幸先生の『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』だ。

正直理由は分からない。
体に関することを学んでいたから?
読みやすかったから?
分からない。
ただキッカケは紛れもなくこの本である。

そのあたりで同時に初めてブログというものを始めた。
すぐ辞めてしまったが。
そこからもブログを開設→閉鎖を数回繰り返している。
ここからも文字を書くのは嫌いではないんだろうなと自分なりに思っていた。

そして現在、また道に迷った。
そんな時にまた言葉をかけられた。
何かが変わるのかもしれない。

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