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ちかのこのこのここすたんたん

ヌン(挨拶)

 観光まちづくり委員会・委員長の佐竹です。2024年2月25日に佐竹個人と熊本市(!)が共催したコスプレイベント「ちかコス」について、開催の経緯について書いてみます。こちらのイベントについては以前、個人のnoteで簡単に経緯と開催概要を説明していました

これまでの経緯

 熊本市では、令和5年度(2023年度)から、まちなかの広場を”使いこなす”ことのできる者を育成し、「くまもと広場ニスト」として認定しています。この制度の目的は民間主体による公共空間の継続的な利活用を促進することで、街中に賑わいを創出するというものです。

 私の本業は不動産賃貸業で、街中の浮沈に業績が左右されます。自分の所有する小さな物件ではできないようなイベントを公共空間で開催することで街中に新しい魅力ができ、回り回って不動産価値が増大してほしいと考え、2015年には市内中心部の再開発で整備された花畑広場の活用ワークショップに参加したこともあります。公共空間でイベントを開催した事業者として、また公共空間の近くに物件を持つ地権者として、2023年に開催された第一回くまもと広場ニスト育成スクールに参加しました。

このスクールでは知識の習得と実践を両輪として、講義だけではなくトライアルイベントの企画・準備・実行・精算を2回に渡って行いました。

屋根なし空間の限界

2015年の花畑広場ワークショップと2023年の広場ニスト育成スクール、両方の経験を通じて熊本市内の公共空間の課題が見えてきました。

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