【震災へ寄付】霧子、プロデューサーに女装させる

「プロデューサーさん.......あの.......わたしのお願い聞いてくれないでしょうか」

 「何だ、霧子。何でも聞くが」

 顔を紅潮させながら幽谷霧子は言った。 

「わたし.......プロデューサーさんが女装する姿見たいです」 

!? 

「もう一度言ってくれないか」

 「わたし.......プロデューサーさんが女性の 格好するのが見たいです.......」

 こんな無理難題を吹っかけられるとは。 数十分後。 ナース姿に黒髪セミロングの格好をさせられた俺は霧子に包帯を巻かれていた。片腕に。 

数分、俺は霧子に何で女装姿が見たいのか聞いたけれどふふ.......とごまかされた。 

 鏡に映る自分の女装姿がどことなく気持ち悪く感じられる。 

「プロデューサーさん背高いから.......着れるナース服を探すのが大変で.......病院で1番背の高い人からお借りしてきました」

 俺の腕に包帯をクルクルさせながらサラッととんでもないことを言う霧子。 モノホンの服を借りてくるとは。 

「ずいぶんと顔を赤くしてますね.......女の子の格好するの恥ずかしいですか?ふふ.......プロデューサーさんかわいいです.......」 

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