30日間続けられなかった話

#note30日間チャレンジ を5月24日からスタートした。


本当だったら、今日がその30日目になるはずだった。


6月19日、いつものごとく23時くらいからnoteを開く。あー、どうしよう、今日も書くこと浮かばない。


始めた当初は「30日間ならできるかもしれない」「書くうちに過ごし方も変わるだろうな」「書くこと少し得意になったらいいな」、そんなふうに考えていた。

毎回書くネタ考えるのは大変かも、と何日分かテーマを簡単に用意した。


2週間ほど経って6月になると、「書くことを練習しよう」とわくわくした気持ちが、徐々に「投稿しないといけない」と義務感に変わっていた。


noteをひらく時間も、仕事を終えて18時や19時に何を書くか考え始めていたのが、だんだんと遅くなって22時や23時になる。投稿の時間が日付を越えて、「○日連続!」のポップアップが表示されなくなった。少し悲しくなったけど、まあ残りも続けられればいいかと眠りにつく。


そうやって繰り返すと、気づいた時には「続けることが目的」の状態になっていた。

記事を書いて、投稿することが目的になっていて、構成や時間配分や読み手を意識して…と書き方にこだわる意識はなかった。でも、自分で書き続けるって決めたんだから、続けないと。そしたら何か変わるかもしれないから。


6月19日、noteを開く。まっしろな編集ページで指が止まる。

外が少し青みがかっていることに気付いた。嫌な予感がする。スマホをつかむと、04:20の表示。時刻の下に小さく表示される日付は、6月20日。

あーーーーーーーーあ。

やらかした。電気も消さずに寝落ち。スマホのロックをはずすと、まっしろのままの編集ページ。あーーあ。おわった、終了だ。

起きた瞬間の状況を書いて前日分にしてむりやり続けることもできたけど、終わったと思ってしまったら、もう気が抜けたようにして布団にもぐりこんだ。



こんな感じで、わたしの「noteを30日間投稿する」という目標は終わった。

たぶん、他の書き手を目指す人から見ると「意識低すぎだろ」「自分に甘すぎ」と思うかもしれない。

少なくとも「30日間続ける」と決めた時、続けている時のわたしはそう考えていた。

自分を変えるための手段に選んだのに、途中でやめるなんてありえない。何も無いんだから決めたことくらいやりきらないと。

うん、ほんとうにそう思うよ。


「自分を変えるため」を目指したのは、「自分を認めるため」でもあった。1つ続けられたら、それを理由に少し自信が持てるんじゃないかと期待した。

でも、書くことを好きになりたいのに、書く状態を苦手にしてたら意味あるのかな。毎日継続して自信にしたいのに、毎日できなかったことに目が向いて自分がいやになってるのは違うんじゃないか。

言い訳に見えるかもしれないけど、気は楽になった。

書くことは伝えること。
書くからには伝わるように。
今度は自分が好きになれるように文章と向き合いたい。

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