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【茶室作り日記】第7回:施工業者選び−鯰組さんとの打合せ

暑気払の後日、鯰組代表の岸本耕さんと茶室作りの打合せを開始しました。
鯰組さんは当時、「なんてんcafe」というカフェを運営しており、そこで岸本さんのお話をうかがいました。
(「なんてんcafe」はその後、ごはん屋・ケータリングの「アホウドリ」になりました https://ahodori.tokyo/

岸本さんは、茶室作りの専門家であり、さらに遠州流茶道の先輩でもあることから、知らなかったことや調べても分からなかったことが明らかになり、話がどんどん具体的になりました。
特に、裏千家と違って情報が少ない遠州流の茶室について、多々教えていただき、大変助かりました。
また、茶室の設計を数多く携わっていたことから、茶室の改造についてのアドバイスもいただき、大いに参考になりました。
その一つに、塗りか金属製かと悩んでいた炉壇に、石でできた「石炉」を提案していただき、なんてんcafeで実際に拝見することができました。

この打合せからしばらく経って、岸本さんの茶事に招かれました。
第6回に掲載した写真のように、地下一階とは思えないような寄付に始まり、ゆったりと会席を立礼席でいただき、小間の「龍子庵」で濃茶・薄茶をいただき、至福の時でした。
茶室があればこのような茶事が自宅でできるのではと改めて思いました。

このようにして、施工業者は鯰組さんに決定しました。

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つづく

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