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関西教育ICT展 普通に先進の教育現場


関西展、小規模だなと思って会場にはいる。今日来場者の中心が教師であろうとの事情もあるだろう。あまり期待せずに回ることにするが。。

ある出展者セミナーを聴いていると、
「タブレットやPC、リモート授業の導入には、正直言って退職まで逃げ切りたいみたいな教員もいて、なかなか現場に普及させるのは難しい」
 笑ってしまう。本当にそれは本音言えばあるだろうも思う。が、前職在職中には同じことを行っていた「長」の付く役職者が退職2年前で、そう、ちょうど公調達やら、文房具類の発注担当だつたろうか。若手職員のひとりが改革案をつくっては提案し、していたのだが、のらりくらりと逃げる。流石この若手もやる気がないことに気付いて、「なぜ、何も反対する理由がないのに、やろうとしないのか?」詰問する結果になった。
「なんで今やらないとあかんねん。(これは役所言葉に馴染んだ人間でも解読が難しい。)もう他県もやっているだの理屈を捏ねても通じない。あからか様には言わなかったが、言わんとするところは、「今退職まで2年無事に過ごしたいのに、上司への説明やら予算要求やら私の退職後でもええやろ」と言うことである。沈黙のあと、若手職員は、ああーあと大きくため息を呑んで引き下がった。
教育現場が忙しすぎる、今目の前のことしかできない。改革なんてもってのほか。放っておいても問題は増える。問題が増えれば仕事が増える。

この悪循環で今の今まで来て学校は不祥事を出せば、またか、と言われる場所になってしまった。
システム化の始めはしんどい。マスターやマニュアルを整備しないといけないし、業者に任せきりにもできない。ローカルルールがいっぱいだ。標準化もできない。学校から新しい情報が他に出ていかないからだ。閉鎖性全開(表現としてはおかしいな)

データ活用が、何より。楽にできるところは、一瞬で済む。家にデータを持ち帰らなくても、家でほとんどの学務がこなせる。気づきや発信力、などが学校管理職にないといけない。相談できるコミュニティがなければならない。

リトモシステムとか言ったか?先生方でないとできない取り組み、コミュニケーションツールが必要だ。
この話とは別に、大東市や枚方市、熊本県大津町の取り組みなどが動画でも紹介されており、感服した。ひとりひとりに違う課題がタブレットで課せられる。
効果が上がる。
だって九九を学ぶにしても、苦手なところは3の段なのか6以上の段なのか悩みどころがちがうのだから。最頻値のところに合わせて無理無理やっている先生は気の毒でしかない。子どもらもわかってるところはいいからぼくのわからないココを教えてほしいとおもうはずだ。

タブレットはただのハコではない。
1人1台1台に広い世界の入っているハコ。クラスみんなでタブレットを使う。このあたりの交流は学校でも、家でも対先生でもできる。もちろん自宅でも学校でもお互いにつながって学習することができる。適切なコミニケーションや言葉には注意が必要。ただしログが残るので指導がしやすそうだ。
学校現場、先日亡くなった妹が学童保育の指導を長くしていた。物理的な環境も人間的社会的な環境も課題ありだ。現場の一部の融資だけが動き、邪魔され、疲れていく過程は、そろそろ終わりになってほしい。

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