ICHIRO WADA

獨協大学国際教養学部教授。社会人という仕事も生活でも多忙な中で研究するための方策などを…

ICHIRO WADA

獨協大学国際教養学部教授。社会人という仕事も生活でも多忙な中で研究するための方策などを書きたいです。 ”社会人のための研究術”

最近の記事

研究へのモチベーションは何か?

社会人が研究をするにあたり、そのモチベーションは何でしょうか? 社会人が研究活動に従事する際のモチベーションは多岐にわたります。一般的に、これらのモチベーションは大きく二つに分類されることが多いです。:一つは純粋な学問への興味から、もう一つはキャリアの転換や向上を目指すためです。理想的には、前者に関する議論を展開したいところですが、実際には後者の動機で研究に取り組む方々も少なくありません。 私自身も含め、常勤正規職員(公務員、企業等)にいたにも関わらず、更新もない期限付

    • 指摘されやすい人間になるには?

      近年、ハラスメントへの警戒感からか、誤りや不適切な行動を指摘する文化が薄れつつあります。それは研究の世界でも見られるところです。しかし、このようなフィードバックは成長の鍵となります。 私が関わる外部の大学院での指導(副査)では、研究指導のコミュニケーションは透明性を重視しています。電子メールのやり取りには常に主査をCCに入れ、Zoomでの打ち合わせは録画が許可されています。この透明性により、ブレのない発言と事実に基づいた厳しい指摘を可能にし、院生のスキル向上を促します。真の

      • 自己紹介

        みなさんはじめまして。 私は埼玉県にあります獨協大学国際教養学部において、数理データサイエンスの教員として勤務している和田一郎です。 地方公務員として勤務しながら縁あって研究の機会をいただき、仕事と研究を両立することの大切さを学びました。 たまたまちょうどよい時期に公募があり、ある研究所の研究職に転職したのですが、事業仕分けでリストラされました。研究費がなく、夜間バイト等でやりくりしました。 転職先を探しましたが、当時は大学の教員公募のシステムをよく理解していませんで

      研究へのモチベーションは何か?