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#065withコロナ時代の、「やる気、覚悟、いきがい」の知恵とは。

猛暑日が続く中、BA.5の全国感染拡大で7波のピークアウトは何時になるのか。行動制限のない、知事による「BA.5対策強化宣言」や新型コロナウイルスを「2類」から「5類相当」にするとか、また10月には、オミクロン株対応のワクチン接種とか。まだまだ日本流ソフトランディングの見通しは先のようだ。結局、先行き不安を解消するには、自助努力に帰することになるのではないか。これからの「withコロナ」の生活には、感染も視野に入れながら、「やる気、覚悟、いきがい」の関連記事を参考にしながら、自分流の知恵を見出すのも楽しい。「悔いなく老い、悔いなく生ききる」モチベーションも再発見していきたい。
1.やる気編
星 渉 (著作家、経営コンサルタント)著「神モチベーション」から
「■日本人に「やる気を失わせた」コロナ禍2年の大罪
コロナ禍の生活が続く中で、なんだかやる気が起きなくなってしまった──。そう語る方が非常に多いと感じています。今後、コロナが収束しても、日本人のやる気は復活しないのではと思えてなりません。あなたにも当てはまっているかもしれません。 いったいなぜなのでしょうか。コロナ禍の生活を送ることで、私たちは気がつかないうちに、“超短期思考”になってしまったことが影響しているのではないでしょうか。
毎日、“今日”のコロナ感染者は何名だった。 次の日も、“今日”のコロナ感染者は何名だった。 そして、その次の日も“今日”の感染者は何名だった。といった情報に触れるようになりました。 新型コロナウイルスが感染拡大してから約2年、私たちは毎日のように「今日」のことを考える思考を植え付けられることになってしまったのです。今日、明日ばかりを気にする超短期思考となり、結果、この超短期思考が今、私たちのモチベーションの復活に大きな悪影響を及ぼしていると私は考えています。
■超一流が使いこなす「第3のやる気」とは  
知らず知らずに陥った、超短期思考。それがなぜ、モチベーションの復活を阻んでいるのか。その謎を解くカギは「第3のモチベーション」の存在にあります。モチベーションには3種類あります。  
1つ目が、ハイモチベーション。  
2つ目が、アクションモチベーション。  
3つ目が、ギャップモチベーションです。  
ハイモチベーションは、急にやる気を出す、高める、モチベーション。この手のモチベーションは、すぐに下がりやすいのが特徴です。  
アクションモチベーションは、文字どおり、アクション=行動を起こすことでやる気が出る、というタイプのモチベーション。私たちは、行動=アクションをすると、やる気に影響を与える脳の側坐核が活性化します。だから、行動するとやる気が出てくるのですが、そのきっかけとなる行動がなかなかできない、という方も多いと思います。
そこで、重要になってくるのが、3つ目のギャップモチベーションです。
一流の経営者やビジネスパーソン、金メダリストなどのトップアスリートは、このギャップモチベーションを使いこなしています。
その第3のやる気と言われるギャップモチベーションとはなんなのか──。  たとえば、終電で帰ろうとしていたときに、駅のホームにつくと、最終電車が発車しようとしていたとします。そのときに、人はどんな“行動”をとるでしょうか?多くの人はまず、間違いなく、走ると思います。ここで重要な質問があります。そのときにあなたは“やる気を出して”から走ったでしょうか?やる気なんて関係なく、乗り遅れる! マズイ! と思って走ったはずです。これが、第3のやる気、ギャップモチベーションの正体です。脳神経科学の言葉で「予測差分」という言葉があります。私たちの脳は予測をして、その予測と現状に差があると、そのギャップを埋めようとします。先ほどの例だと、終電で帰るという未来の予測と、最終電車に乗り遅れそうになっているという現状の差を脳が認識したので、その差を埋めようと勝手に脳が私たちを動かしてくれたのです。ギャップモチベーションは、やる気のあり、なしに関係なく、私たちを動かしてくれるので、最強のモチベーションとも言えます。
■コロナが収束しても「やる気」が復活しない3つの理由  
しかし、コロナ禍の生活により、このギャップモチベーションが生まれにくい深刻な状況になっています。
1 「超短期思考」がギャップモチベーションを殺す  
このように、ギャップモチベーションは、未来とのギャップから発生することが多いものです。しかしながら、コロナにより、今日、明日ばかりを気にする思考が私たちに埋め込まれてしまいました。 つまりは、長期目線で自分たちの未来について、いつの間にか考える時間が極端に減ってしまっていたとも言えます。 未来とのギャップを脳が感じなければ、そのギャップを埋めようと行動も促してくれません。私たち自身が今後どうなっていきたいのか? ということに想像を膨らませなければ、コロナが収束したのに、なんかやる気出ない、ということになってしまうでしょう。 言い方を変えれば、私たちが超短期思考になっていることに気がつきさえすれば、コロナ前のような生活とともに、私たちのやる気も戻ってくるとも言えます。あなたは最近、自分自身の未来について、時間をとって考えたことはあるでしょうか? 
2 ネガティブバイアスが生み出す末路
コロナ禍で私たちが触れる情報は、注意喚起の観点からも、どうしてもネガティブな内容が多くなっていました。その影響を受けて、この2年間で物事をネガティブに見てしまう思考も知らず知らず定着してしまっているのではないでしょうか。  例えば、2022年6月1日からの入国基準の緩和について。先に説明があったこの情報だけで、外国人がたくさん来て、また感染拡大しないだろうか、と不安に考えた人も多いと思います。しかし、一方では、私たち日本人であっても、海外に行った際には帰国時に現地出国前72時間以内にPCR検査を受けて、さらに入国時にも検査を受け、必要に応じて施設隔離や自主隔離を受けなければならなかったのが、渡航先によっては出国前72時間以内のPCR検査で陰性であれば、入国時の検査、隔離はなしになるなど、大幅に緩和されました。  約2年間にわたり、私たちは必要であったとはいえ、ネガティブな情報に毎日触れてきて、その影響で物事をネガティブなものと見たり、捉えたりする癖が染み付いてしまっています。 withコロナの時代が始まり、世の中が動き始めたからこそ、自分がネガティブなことばかり気にする癖がついていないかをチェックしてみましょう。
3「体験数の減少」がモチベーション復活を深刻にする  
コロナにより、人との接触や交流、緊急事態宣言、蔓延防止法の適用時は、外出自体も自粛しました。その結果、この2年間極端に私たちの生活から機会が減ったのが「体験」です。  体験とは、誰かに会ったり、行きたかった場所に行く、刺激を受けることを指します。そして、この体験の数の圧倒的な減少も、私たちのモチベーションの復活に悪影響を与えています。  体験とモチベーションの関係性を説明するのにわかりやすい例があります。それが、インターネット通販と実際の店舗で服を試着した場合。どちらのほうが購入する意欲が高まるだろうか? という話です。
■自分自身を動かすために  
コロナ禍の生活により、この“実際の体験”が極端に減ってしまいました。ですから、コロナが収束したとしても、あの体験をもう一度味わいたい! というギャップを生み出す要素が少ないがために、なかなか動き出せないという現象が起きることが考えられます。 今のうちから、自分自身を動かすために、どんな体験をするといいか? を念頭におくだけでも、ここぞ! というときに動ける自分になれるのです。いかがだったでしょうか。少しずつですが、いよいよwithコロナの世界が動き始めているように感じます。動き出した世の中で、ここぞ! というときに、動ける自分であるために、3つの深刻理由を克服して、第3のやる気であるギャップモチベーションを味方にしていきたいですね。

いい仕事をしたいと思っていても集中できない…評価に影響が出るとわかっていてもやる気が出ない…
なんで自分だけがこんな目に合うんだろうと凹んでしまって動けない…毎日がつまらなくてこのままではいけないと思いつつ、行動に移せない…これでは、仕事でも人生でも成功するはずはありません。
だから、行動を起こせるようになるモチベーションが重要です。

「すごいモチベーションアップ法」はないの?あります。それが、本書が提案する、科学的にメンタルを扱うモチベーションアップ法です。
じつはモチベーションには、3つの種類があります。それが、
・「ハイモチベーション」
・「アクションモチベーション」
・「ギャップモチベーション」
そこで、本書で紹介するのが3つめの「ギャップモチベーション」です。この方法なら、ムリしなくても精神論に訴えなくても、脳科学や神経科学、認知行動科学の力で自然にモチベーションアップします。しかもモチベーションが持続します。決め手は、「ギャップ」を利用すること。その方法を本書では誰もができるようわかりやすく紹介しています。
本書は、著書『神メンタル』で大注目を集めた著者が、満を持して書き下ろすメンタル系待望の一冊です。

2.覚悟編
弘兼憲史(漫画家)著『死ぬまで上機嫌」から
「壁を超えたら人生で一番幸せな20年が待っていると説く『80歳の壁』が話題になっている今、ぜひ参考にしたいのが、元会社員で『島耕作』シリーズや『黄昏流星群』など数々のヒット作で悲喜こもごもの人生模様を描いてきた漫画家・弘兼憲史氏の著書『死ぬまで上機嫌。』(ダイヤモンド社)だ。弘兼氏のさまざまな経験・知見をもとに、死ぬまで上機嫌に人生を謳歌するコツを説いている。 現役世代も、いずれ訪れる70代、80代を見据えて生きることは有益だ。コロナ禍で「いつ死んでもおかしくない」という状況を目の当たりにして、どのように「今を生きる」かは、世代を問わず、誰にとっても大事な課題なのだ。人生には悩みもあれば、不満もあるが、それでも人生を楽しむには“考え方のコツ”が要る。本書には、そのヒントが満載だ。
●高齢男性が苦手な人間関係作り  
長年同じ地域に住んでいると、最低限の近所づき合いからは逃れられない部分もあるでしょう。例えば、分譲マンションに住んでいると「管理組合」という居住者による組織があり、理事の役割を順番に引き受けなければならなかったりします。僕自身は、仕事の締め切りに追われていることを理由に、丁重に遠慮を続けているのですが……。  一方、地方に住んでいると、災害対応などを想定して、近隣の住民同士で安否確認や救助活動が期待されているという話も聞きます。そうしたことを考えると、地域では孤立するより、ある程度の人間関係を作っておいたほうが望ましいのは確かです。  ただ、ここで一つの問題が浮上します。男性は地域の人間関係作りを苦手とする傾向があるのです。女性はふだんから近所の人と井戸端会議をしたり、贈答品をお裾分けしたりする行為に慣れています。相手の社会的な立場とか経済状況にかかわらず、自然に仲よくできるという傾向があります。
●人付き合いを邪魔する安っぽいプライド  
なんといってもママ友には「子ども」という共通の話題があるので、何歳になっても話のネタに困ることはありません。ところが、男性はその手の人づき合いがからっきしダメですね。近所の人と顔を合わせれば、頭を下げて挨拶するくらいで、それ以上の会話となると、まるで続きません。  近所の人づき合いを避けて、一人で閉じこもるパターンに陥りがちです。無意識かもしれませんが、長年染みついた安っぽいプライドにしがみつこうとして、現役時代の肩書きをいつまでも引きずってしまう人も多いです。  そのせいで、垣根を越えて人とつながることが不得手なのです。実際に地域の会合などが開かれると、男性のしょうもないプライドがあらわになって会話も弾まず、傍目に見ると痛々しい光景が繰り広げられることになります。
●現役時代の肩書きに無意識にこだわるという病  
地域の住民は、過去の職業も経歴もバラバラです。会合があると、そういう人たちが一堂に会して話し合いをするわけです。すると昔、会社の社長や役員だったりした人が、上から目線の発言に終始したりします。  現役時代を通じて人に指図するスタイルに慣れきっているので、今さらへりくだった受け答えをすることができないようなのです。会社に勤めていたときは、肩書きがあったからチヤホヤされていただけ。地域の会合に出たら“一人のジジイ”に過ぎません。  それを自覚できないまま尊大に振る舞うわけです。当然、周囲の人からは浮いた存在となってしまいます。
●余生を生きやすくする“決定的なふるまい”  
「なんなんだ、このエラそうなじいさんは。現役時代は何をやっていたか知らないけれど、まともな受け答えもできないのか」。そんな評価が瞬時に定着してしまうと、「扱いづらいやっかいな人」として腫れもの扱いされて、知らず知らずのうちに孤立してしまうのです。 地域では現役時代の肩書きを捨てることが基本中の基本です。定年になれば、大工の棟梁だろうが、海外に赴任した外交官だろうが、大会社の社長だろうが、全員が平場に下りてただの「地域住人」となるのです。むしろ、キャリアを極めて深い教養を身につけた人ほど、謙虚でなければなりません。  自分のことについて話すなら、趣味や故郷のことなど、当たり障りのない話題にとどめておくのが賢明です。余生を生きやすくするのは「謙虚であること」、これに尽きます。

◎老人の上機嫌ほど美しいものはない。日本を支えてきた団塊の世代も、今や70代。まだ先は長いとはいえ、「死」が頭をよぎるのも、また現実。さて、いかにして人生をまっとうするか。
どんな肩書きも外して、「死ぬまで上機嫌。」がいちばんいい。
◎その日まで、いつもニコニコ、従わず
人生は考え方次第。苦労の多い人生だったとしても、「まあ、これでいいか」と思えれば、万事解決。終わりよければすべてよし、です。
◎人は人、自分は自分でいいじゃない。「残された時間で自分に何ができるか」「誰とどのように暮らすのが本当の幸せなのか」「どこでどういう状態で最期を迎えるのか」そういった問題に向き合い、一つひとつ納得できる答えを見つけていく時期。
新型コロナウイルスの感染拡大を経験するなど、「いつ死んでもおかしくない」という状況を目の当たりにしている。ただ、いつ死ぬかわからないからといって、怯えてばかりいても仕方がない。
自分にとって理想の死に方を考えることは大事だが、思ったとおりにならないのも、また人生。望んでいたのとは違う事態に直面することも、きっとあるはず。どんな状況を目の当たりにしても
「まあ、これでいい」「こういうこともあるだろう」と鷹揚に受け入れられる自分でいたい。そして、死ぬまで上機嫌でいたい。「そのとき」が来るまで、存分に人生をまっとうするヒントが満載。
◎どんなことに直面しても現実をありのままに受け入れる
――それがストレスをためない上機嫌な生き方。」

3.いきがい編
山田悠史著「最高の老後ー「死ぬまで元気」を実現する5つのM」から

①「エビデンス」の前で立ち止まる
②医療に「家電思考」を持ち込まない
③サプリの「社会的な副作用」に注意
④運動の「万能ぶり」を正しく知る
──「死ぬまで元気」を実現するためのカギとして、山田さんが強調されているのが「Mobility」、つまり運動による身体機能の維持ですね。
運動ほど、万病を予防しうる健康法はありません。たとえば10日間寝たきりになると、筋肉量は平均約1kgも減少するというデータがあります。これは、平均的な成人男性の筋肉量の約5%にも相当します。それほど運動は、私たちの日常生活において重要な要素なのです。「運動をしましょう」と言われると、「なんだそんなことか」と思う人もいるでしょうが、それは、運動の効用を具体的に把握しておられないからかもしれません。運動の効用には、がんの予防から認知症のリスク低減まで、科学的に示唆されたデータが数えきれないほどあります。そうした効用を一つひとつ言語化し、可視化していくことで読者のモチベーションを上げていくのも、この本の大きな狙いと言えます。
⑤運動は「0より1」の精神で
また、運動を評価する上で大切なのは「量」よりも「継続」です。運動の話になると、「どんな運動を何分くらいやればいいのか?」ということを必ず聞かれるのですが、もっとも効果が期待できるのは「続けること」によってです。最初から100点を目指して1週間で挫折するよりも、1点でもいいので細く長く続けたほうが効果がある。そのためには、生活の中にいかに無理なく運動を組み込むかが重要です。かくいう私も、臨床の合間をぬって論文を大量に読むので、とても運動する時間などないと諦めていました。ですが、オーディブルで論文を耳からインプットすることで、論文を読む時間に運動を組み込むことができました。とにかく科学的には「0より1」が重要。やることは、筋トレであろうがジョギングであろうが何でもいいのです。「続けられること」にプライオリティを置けば、「何をすべきか」よりも「何をしたいか(したくないか)」という基準で、「とにかく続けられるもの」を習慣化することができます。
⑥実は「いきがい」が一番重要
「何をしたいかを優先する」という考えは、アメリカの老年医学の基本指針になっている5つのMのひとつである、「Matters Most to Me(いきがい)」にもつながります。突然、「いきがい」という抽象的な概念が出てきたことに驚く人もいるかもしれませんが、私にとってはこの項目が、5つのMの中でもっとも大切だとすら思えるほどです。日本で2000人弱の高齢者のデータを分析した研究では、趣味と生きがいの両方を持つと答えた人は、趣味も生きがいもないと答えた人と比べて、死亡率の減少や日常生活の自立レベルが高いなど、多くのポジティブな関連性が見られました。やりたいこと=生きがいがあれば、行動的になって運動もするし、社交的になって認知機能の維持も期待できます。それは、サプリメントよりもよほど強力な効果を持ちうる老化予防と言えるのではないでしょうか。」

・科学だけで「健康寿命」は伸びない
・「収入の多さ」も健康に影響する
・暗い老後という「世界観」を刷新せよ
──結局は、個人の「自助努力」にかかっているということでしょうか?
いいえ、必ずしもそうとは思いません。社会が変わることで、個人の健康に寄与できることはたくさんあるはずです。私がかねて感じているのは、「60歳を過ぎたら老人」など、高齢者を年齢で一括りにするような社会の価値観が、個人の健康チャンスを大きく奪っているということです。そもそも、個人の差は年齢を重ねるほどに大きくなっていくものです。若い世代の人から「自分たちに、Z世代やアルファ世代といった『レッテル』を貼らないでほしい」というクレームを聞くことがあります。それを言うなら、ある年齢以上の人を「老害」などという言葉で括ってしまうことこそ、レッテル貼りの最たるものであり、「年齢差別」といっても過言ではありません。当然ですが、人それぞれです。中年以降、心身は衰える一方と思っている方も多いかもしれませんが、一般的に認知機能は20代よりも50代のほうが、ほとんどのパラメーターで上回っています。脳に限らず、肉体のほうも思っている以上に壮健です。年齢を重ねるほど、人の体は多様な病原体に対する免疫を獲得していくため、年間に風邪をひく平均回数も若いころと比べて減っていきます。年をとることには「良い面」もたくさんあるのです。年を重ねることは生きること、年を重ねることの否定は生きることの否定です。「年を重ねることは悪だ」といわんばかりの、従来のネガティブな世界観を刷新できれば、より多くの人が年齢に関係なく社会との接点を持ち続けられるようになり、長く現役で活躍し続けることができるでしょう。個人の健康意識にしても、「老後に楽しいことは何もない」という心境でいるのと、「老後こそやりたいことを楽しもう」という心境でいるのとでは、モチベーションに差が出るのは想像に難くありません。こうした価値観の変化の積み重ねが高齢化社会の在り方を変えるだろうと、私は期待しているのです。
・「死」について話すことの大切さ
──老後をポジティブに捉えることができれば、その先にある「死」のことを考えるハードルも下がるような気がします。
自分の「死に方」を考えたことがある人は少ないかもしれません。まして、家族とその話をしたことがある人はもっと少ないでしょう。死が目前まで近づいたとき、10人中7人は自分で意思決定できない状態であると報告されています。そんな場合に備えて、あらかじめ治療や療養の方針について、家族や医療関係者と話し合っておこうという「アドバンス・ケア・プランニング」の考え方が広まりつつあります
・「より良い生き方」を探るヒント
生きることと死ぬことはセットであり、死は誰にでも訪れます。だからこそ、来たるべき死から目を背けないことが、より良い生き方につながります。」

まとめ
どんなことに直面しても現実をありのままに受け入れる覚悟をすれば先行き不安も消える。出来れば「死ぬまで上機嫌」を目指したいものだが・・・。

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