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決める、そうすれば前に進んでいける

私には安全地帯がないんだと気づいた。

だから、
私自身が味方でいると決めることが
生きていくパワーになる。



最近、夫に理解してもらえないことが続き、
どうにもこうにも情緒不安定になっている。

夫婦育休で家事や育児を頑張ってくれている夫には本当に感謝しているが、
元は赤の他人が24時間、毎日一緒に過ごすことになるのでモヤモヤは溜まりやすい。

出来るだけ気持ちを伝えるよう心がけてはいるものの、なかなかうまくいかない毎日だ。


そんな時、この気持ちの拠り所として母や父の顔が浮かぶときがある。

日々の鬱憤、愚痴。
うまくいかないもどかしさ。

私たち夫婦のことをよく理解している人間として、そういったことを聞いて欲しいのだが。
この気持ちを言ったときの二人の反応が目に見えて分かるから言えない。

「何言ってるの」
「よくしてくれてるじゃない」
「そんなこと言ったら贅沢よ」

分かってる。
本当によくしてくれていると思う。

でも、私にだって感情はある。
違う人間なのだからぶつかることもあるし、価値観が擦り合わないときもある。
それに腹を立てたり、悲しんだりすることもある。

ただ、その気持ちに共感して欲しかった。
「辛かったね」
って言って欲しかった。

それだけ。
それだけなのに。


子育てで「共感が大事」って言われるのは、
こういうことだったんだな、って感じている。

どんな気持ちをぶつけても、
どんな自分でいても、
味方でいるよと言ってくれる。

それが、
安全地帯になって、
外に向かっていくエネルギーになるんだって。

自分に置き換えて考えると
すごくよく理解できた。

そして、
共感を貰わずに育った私には
安全地帯がないんだってことも。


愛されていなかったとは全く思っていない。

精一杯の愛情で、
大事に大事に育ててもらった。
本当に心から感謝しているし、
私は両親のことをとても大切に思っている。

だけど。

気持ちに共感してもらったことは、
ほとんどないと思う。

頑張らないと認められなかったし、
私が我慢すれば物事がうまくいった。

辛かったね。
悲しかったね。

その言葉が大事だって。
そう言われ出したのはつい最近だしね。

自分が子育てしてみると、
その難しさが痛いほど分かる。


安全地帯のない私は、
よく、消えてしまいたくなる。

世の中のすべてが
戦場かのような気持ちになる。

そう思うことで、
自分を守っている。


そんな時は、

あぁ、また昔の私が顔を出したな。

と思っている。

何も信じられなくて、
なにより自分が信じられなくて、
私のことが嫌いで嫌いで仕方なかった私。

でも、

そう思う度に思い出すのは、
最も心に残っているコーチから貰った言葉。

『自分のそばにいてあげて、よしよししてあげて、味方でいてあげてください。

そばにいるよと
あなたはだいじょうぶと声をかけてあげてください。

そうすると決めてください』


私が誰よりも私の味方でいること。
そう、決めること。

そうすれば、
自分自身が安全地帯になって、
前へ前へと信じて進んでいけるんだと思う。


分かっちゃいるけど、
これがなかなか難しい。

まだまだ私は、

大丈夫だよ、とか。
辛かったね、とか。

周りの人や子どもたちに
当たり前のように言えることを
自分自身にはなかなか言えないでいる。

でも、

そうすることで、
私は私を大切に出来るんだと。
信じて認めてあげられるんだと。

気づいたから。

だから、
コーチにもらった言葉を思い出しながら。

今日も、
自分に優しい私でありたいと願って、
モヤモヤと向き合っている。

そうすることが、
周りの人を幸せにする原動力になるんだって信じて。

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