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ハッタリも実力の内!?


さて、東京に出てきたものの、生活をするというのはお金がかかるということ。貯金はしてたものの、なかなかヤバイ状況に。

そんな状況を見かねてか、たまたまちょうどいい奴がいたからか。同じCGの学校の同級生が、テレビのフリップやテロップを作る仕事を紹介してくれました。

バリバリの美大卒の彼女には創造性もなく、全くもって力を発揮できない仕事だったのです。ちなみに、彼女はその後ディズニーのCGを作る会社に就職されました。

さて、私はというと、あまりに好条件で(お金が)、できもしないソフトをできるできる!と言い、ほぼお金につられてテレビの業界に入ることになりました。

とりあえず、バイトがはじまるまでの数日間、学校のいろんな人に聞きまくって、そのソフトの大枠は掴んで、あとはぶっつけ本番!的な感じでした。

でもまぁ何とかなっちゃうもので、気が付けば当時、誰でも知っているような番組を9本くらい担当したりしていました。そうそう、バイトかとおもっていたら、バイトではなく、フリーランスだよって言われましたが、正直、フリーランスと、フリーターの区別もよく分からない…そんな感じでした。

短絡思考発動!

さて、当時同じ仕事をしていた仲間をテロッパーズと呼んで仲良く仕事をしていました。ちなみに、学校は前期で辞めてしまいました。

学校は東京に出てくる理由だったというのもあるのですが、センスも絵心もない私にはちょっと場違いな感じもあったし、何より、現場の方が勉強にもなったし、お金にもなったから。

ただですね、業界アルアルですが、まぁ不規則なんです。編集に合わせて動くので、待ち時間も長いし、拘束時間も長い。

ん~これ、なんとならないかな…。

・・・・・閃いた!

そうだ!生放送にいけばいいんだ!!

あぁなんとういう短絡的思考_| ̄|○
もし、タイムマシーンがあったなら言ってあげたい。もっと考えろと…。

ところが、こういう時は運も味方してくれるんですね…。
なんと、某キー局でニュースや情報番組のテロップを作る人を募集してたんです。

もちろん、応募しましたよ。
ただ、ここまで読んでくださってお分かりでしょうが、私には絵心もありません。テレビ制作への思い入れもありません。ただ有るのは、テロップやフリップを作っていたという実績だけです。

ので、面接会場で作品を持っていなかったのは私だけでした。
私は皆が作品を持っていることに驚いたし、面接官…のちの上司は私が作品を持っていないことに驚いていました(笑)

結果…合格。

勢いがある時は運も味方になってくれます。

秒で追われる

当たり前ですが、ニュースってnewの複数形(笑)
もちろん、前もって作る制作物もあるのですが、突如入ってくるのがNewsです。

写真はイメージです。

あと2秒です!

みたいなやり取りが繰り広げられていました。いや、それ以外もあったかもしれないけど、今や私の記憶に残っているのは
「あと二秒でラインに乗ります」
という切迫感ある叫び声。

「生放送は尺が決まってるから」…あぁ本当になめててゴメンナサイ。
ただ、この段になって初めて気づいたのですが、
私、そもそもそんなにテレビに興味ないかも…。

分かってます。わかってます。
もっと考えて行動すべきです。

私がこの局で仕事をしたのは短かったですが、
その間に、池田小学校の事件があったり、台風が東京に上陸したり、テロが起きたり。
なかなか濃い(ハードな)時間を過ごすことができました。


おまけ① パソコンとの出会い

もう少し猛烈仕事編は続くのですが、お口直しに!?

私が通った大学は当時珍しく一人一台ノートパソコンを持たせてくれる大学でした。配布されたのはMac。
と言っても、当時のAppleはもうつぶれるんじゃないか…といわれていた時代。ノートと言っても厚みは5cmくらいあったように記憶しているし、エクセルとワードを同時に立ち上げると固まる…そんな感じでした。

さらに言えば、大学1年生の時、パソコンを使うためのクラスがあったのですが、先生はなんとユーゴスラビア人。もちろん、授業は英語です。

先生の「ダブルクリック」しかほぼ分かりませんでした。

さらに、別の授業ではHPを作らされるわけですが、当時はコードを打ちながらです。これまたアメリカ人の先生_| ̄|○

そんな環境で育ったので、間違えたらどうしよう…という恐怖はなく、とりあえずクリック!みたいな度胸と、分からなければ人に聞く!時のポイントみたいなのは体験的に掴んでいたかもしれません。

報道の仕事をするようになって初めてWindowsを使うようになりましたが、特に抵抗もなくMacもWindowsも使えるのは、こういう経験があったからだと思っています。

猛烈仕事編③に続く


ケア提供者(医療・介護・福祉・対人支援・教育・家族の介護)の方のための心身ケアのサポート。
カウンセリング、コミュニケーション法、タイムマネジメント、マインドフルネス、腰痛対策…etc
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