クラウドの基本

1.はじめに

今回は「クラウドの基本」という本を読みました。
その中で学んだことを一部載せていきます。

2.クラウドとは

NIST(アメリカ国立標準技術研究所)によると
クラウドコンピューティングは、共用の構成可能なコンピューティングリソース(ネットワーク、サーバー、ストレージ、アプリケーションサービス)の集積に、どこからでも、簡便に、必要に応じて、ネットワークの経由でアクセスすることを可能とするモデルであり、最小限の利用手続きまたはサービスプロバイダとのやり取りで速やかに割り当てられ提供されるものである。

これだけでは、わかりにくいので特徴を5つ挙げます。

①オンデマンド・セルフサービス
事業者とやり取りせず、ユーザー個別の管理画面からサービスを利用できる。

②幅広いネットワークアクセス
モバイル端末などさまざまなデバイスからサービスにアクセスできる。

③リソースの共有
事業者のコンピューティングリソースを複数のユーザーから共有する形で利用する。

④迅速な拡張性
必要に応じて必要な分だけスケールアップ(処理能力を高めること)とスケールダウン(処理能力を下げること)が行える。

⑤計測可能なサービス
利用した分だけ課金される従量制。

3.クラウドのメリット

①経済性
例えば、部署や事業所などがバラバラに管理していたソフトウェアやデータをクラウドで一元管理すればソフトウェアの更新作業やデータの保守作業を効率的に行うことができ、コストを抑えられる。

②柔軟性
コンピューティングリソースを必要な時に必要な分だけ拡張し、あまり必要ないときは縮小するなど、柔軟な利用が簡単に行える。

③可用性
一部のハードウェア障害が起きてもサービスが継続して利用できる構成をとっている。

④構築スピードの速さ
クラウドが用意しているハードウェア、ソフトウェアを利用して、すぐにシステム構築ができる。

4.クラウドの種類

クラウドのサービスモデルとして3種類に分類されます。
①SaaS(Software as a Service)
主に業務で使用するソフトウェアの機能を、インターネットなどのネットワークを介して必要な分だけサービスとして利用できるようにした形態です。
具体的には、マイクロソフトのOffice365、グーグルのG Suiteなどがあります。

②PaaS(Platform as a Service)
企業のアプリケーション実行環境やアプリケーションの開発環境をサービスとして提供するモデルです。
Java、PHP、などのプログラミング言語に対応したアプリケーション実行環境やデータベースなどがあらかじめ用意されているので、インフラの構築や短期間にアプリケーションを開発し、サービスを提供することができます。

③IaaS(Infrastructure as a Service)
CPUやハードウェアといったコンピューティングリソースをネットワークを経由してサービスとして提供するモデルです。
基本的なサービスとして、仮想サーバーやオンラインストレージなどが挙げられます。

5.まとめ

・クラウドとは、銀行預金のようなもの。
データ(お金)をクラウド(銀行口座)に預けているイメージ。

・クラウドのメリット
−コストダウンすることができる
−必要性に応じて使用量を調整できる
−一部の不具合が起きてもサービスを利用できる
−システム構築をすぐに行える

・クラウドの種類
−SaaS
−Paas
−IaaS

簡単ではありますが、今回は以上になります!

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