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~第40回~『絵馬の話』

1月も中旬を過ぎますと、来年度に向け意識が変わってくる方もいらっしゃるかと思います。
例えば、受験生は試験に向けてラストスパートをかけておられるかもしれません。
未来に向けた願い事を絵馬(えま)に込める方もいらっしゃいます。

絵馬は神社や寺院に祈願するとき、あるいは祈願した願いが叶ってその謝礼をする時に、社寺に奉納する絵が描かれた木製の板のことです。
武蔵一宮氷川神社の本年の絵馬は、丑年らしく牛の画、そして梅枝が添えられております。

実は当社の絵馬画の作者は、先代宮司の弟である故東角井良臣氏。
良臣氏は万博記念切手等など多くの切手の原画も描かれているので、どこかで目にしているかもしれません。
例えば普通切手「植物シリーズ」6種6枚(なんてん きく 松 あじさい みずばしょう まりも)のうちの「あじさい」(昭和47年発行)や、特殊切手である第12回世界会議記念 のフウラン(昭和62年発行)、「りんご100年記念」(昭和50年発行)なども描きました。

絵馬の画にも、ひとつひとつ由来や物語があるので、お越しの際はぜひご覧くださいませ。
皆様の願いが叶いますようお祈り申し上げます。

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〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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