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~第53回~「六社の話」

氷川神社の境内には様々なお社があります。
三の鳥居をくぐり、少し参道を歩いた右側の古神札納所そばに来ますと、六社が見えてきます。
六社は氷川神社の末社(境内社)で、八柱の神様を一つの社殿に合祀しております。
今回はこの六社をご紹介します。

まず、住吉神社。
御祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・上筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱。
伊弉諾命が身を清めた時に生まれた神々で、航海の神さまです。

そして、神明(しんめい)神社。
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)。
伊勢の神宮に祀られている皇室の祖先神で、須佐之男命の御姉神であり、太陽の神様です。

続いて山祇(やまつみ)神社。
御祭神は大山祇命(おおやまづみのみこと)。
足摩乳命の御親神で、山の神であり諸産業の神様です。

次に愛宕神社。
御祭神の迦具土命(かぐつちのみこと)は火を司る神様です。

そして、雷(いかづち)神社の御祭神は大雷命(おおいかづちのみこと)。
農林業の神様です。

最後に石上(いそのかみ)神社。
御祭神の布都御魂命(ふつのみたまのみこと)は神武東征軍を救った刀の神様。
戦いの神様であり健康の神様でもあります。

八百万の神々の力によって日本の自然や私たちの生活が守られている事が、改めて感じられる六社です。

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〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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