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スイス・モントルーでのギター合宿 1

こんにちは、AGS主宰の村山です。
4月下旬から5月頭にかけてスイスのモントルーで開催されたギター合宿に参加してきました。その間はレッスンを休講にするので生徒の皆さんにその旨を伝えると「先生がまだ誰かに習うのですか??」という質問をよくいただきました。

大人になってから誰かに物を習う、教えを乞う。
やや日本的(儒教的)な感覚ではありますが、それが自分よりもはるかに若い人からだと抵抗感のある人は少なくないと思います。
そして、それが初めて取り組む事柄であればともかく、それが自分自身も経験と腕に覚えがあることであれば、その知識や経験がプライドとなって新たな学習を邪魔することもあります。
ゆえに当ギタースクールで受講されている講師陣よりも年上の方々には敬意を感じていますし、その姿勢に私達が学ぶところもあります。

大学を卒業してから四半世紀ほどギターと音楽を教えているのですが、その間にも音楽とギターに関わる事柄は変化しています。音楽表現上の新しいアイデア、新しい奏法、新しい楽器、そして新しい練習方法や教授法が生まれています。
止まっているわけではないのです。
私達はその動向を見て取捨選択して自身のアップデートを心がけ、レッスンに活かしています。

とはいえ、書籍やインターネット上の情報ではわからないことも多いです。
例えば、ある演奏者のフレーズやアイデアを取り入れたいと思う場合、先の投稿でも触れたようにその演奏者の音楽的ルーツや文化的背景がわかると理解度は格段に変わってきます。人から物を習うというのは単に知識や技術を伝達されるのではなく、師のテイストそのものから学ぶことが本義ではないかと考えます。

私が教えを乞いたいと思っている音楽家は数名いるのですが、その中の1人で最も若いギタリストがメインの講師を務めるギター合宿(修行会)がスイスのモントルーで開催されるというので、熟考の末に参加することにしました。
次回からはその様子をレポートします。

レッスンについてのお問い合わせはこちらまで。
森本教室
電話0586-55-8865
千秋教室
電話0586-76-7787
両教室共用のEメール mm_guitarschool@hotmail.co.jp

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