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アートを学ぶと世界が変わる(アリカワコウヘイ!君と沖縄)/一日一微発見268

アリカワコウヘイ!君は、僕が主宰している京都芸術大学通信大学院GOTOラボの「大学院生」である。

「学生」であるが、彼は23歳の時に、沖縄の路上で絵を描き売って生活を始めて20年近くになり、18年間にわたって毎年独自の展覧会形式EXPOを開催する。今まで、数千点の作品を発表し、セールスしてきた。

EXPOは大人気で、延べ140,000人を超える入場者数をほこる。沖縄ではアリカワ君の名前を知らない人はいないと言って過言ではないほどの人気を誇るのである。

「アートは売れない、食えない」という一般論からすれば、彼は独自で成功を生み出したと言えるが、あまりにインディペンデントゆえに、アートワールドとの接点を作って来れなかった。
彼がGOTOラボに入った理由はそこにあり、自己の再教育ほどラディカルでクリエイティブなものはない。

世界のアートワールドで成功するには、アートワールドを動かしているルールを知り、プレイしなくてはならない。
いくら喧嘩に強くても、そのままではボクシングの世界チャンピオンにはなれないのと同じである。

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