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現代建築のアナキズムへ(dot architect の「展覧会」のために/一日一微発見369

何度も書いているが、僕が浜松で「実装」しているスタジオSN(仮の家)は、生活とアートとガーデンの実験場だ。先日も光栄にも『BRUTUS』の「居住空間学2023」にも大きくとりあげられた。

この「仮の家」を共につくった建築集団dot architectsの展覧会が東京乃木坂にある建築ギャラリー「間」で始まったので、オープニング内覧会に参加した。

僕はコンテンポラリーアートの展覧会をよく知っているので「これで当然」なのだが、建築家諸氏からすれば、dotの「展覧会」は常識外の驚くべきもののようだ。

それは、建築家が手がけた「事例」を「作品」として展示するという基本的な「常識」がくつがえされているからである。

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