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大森克己の『山の音』は、当然ながら、写真家必読です!!/一日一微発見328

当たり前だが、写真は撮らないと存在しない。しかし、撮ったからといって写っているとは限らない。そして写真「家」という「家」のついた人は、その人がコンセプチュアルな作風であっても「写真が上手い」かどうかはついてまわる。

僕は凡庸に見える写真であれ、上手い下手があると思っている派だ。

大森くんは(本人もこの本で書いているのだが)、圧倒的に「写真が上手い」。
圧倒的に!

僕は編集者の中でも「写真病」の重症患者だと思うが、あるときにコンビニで気まぐれに雑誌を手に取って高速でペラペラめくって、気になる写真をランダムに探してみたことがある。
誰か気の効いた、凄腕はいないんかい?

「オッ、誰これ?」と思ったら、なんとその2カ所とも大森くんの写真だったことがある。
人を撮ろうが、景色を撮ろうが、「やるなぁ、大森!」である。

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