【Online】ONLINE VIEWING ROOM|後藤繁雄が選んだwith コロナのアートのレポート |アート・アートシンキング・コンテンポラリーアート・写真・オンライン

アートプロデューサー後藤繁雄がレポートするコンテンポラリーアート。
このチャンネルは世界のアートシーンを巡りながら「これから来るもの」注目すべき作品をセレクトしてご紹介していきます。

世界中がロックダウン、緊急事態宣言が発令されてから、
オンラインで見たり、経験できるアート作品、展示などの企画の工夫を
行うアーティストやギャラリー、美術館、アートフェアが登場しました。

withコロナで急速に変化、進化したオンラインヴューイングのアートについてレポートします。


KEYWORD: ONLINE VIEWING ROOM

1:28 KAWS https://www.instagram.com/kaws
3:07 ACUTE ART https://acuteart.com/
3:30 Olafur Eliasson https://www.olafureliasson.net/
4:23 David Zwirner https://www.davidzwirner.com/
5:25 Carol Bove https://www.davidzwirner.com/artists/carol-bove
5:55 Keith Haring&Jean-Michel Basquiat「CROSSING LINES」https://www.ngv.vic.gov.au/exhibition/keith-haring-jean-michel-basquiat/
6:20 Rem Koolhaas 「Countryside,The Future」
https://www.guggenheim.org/exhibition/countryside
7:17 TATE Modern「Andy Warhol 」
https://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/andy-warhol
7:51 TATE Britain「LGBTQ+ICONS」
https://www.tate.org.uk/visit/tate-britain/lgbtq-icons-tate-britain
8:27 Art Basel Online Viewing https://www.artbasel.com/

①KAWS 1974年、アメリカ・ジャージーシティ出身。ブルックリン在住。
本名ブライアン・ネリー。アーティスト、デザイナー。彼の代表的なキャラクターであるコンパニオンは、ミッキーマウスやミシュランなど既存のキャラクターをサンプリングした上で、両目をバッテンにするなど、批評性も帯びている。コマーシャルとファインアートの両面で、成功を収め、2019年の香港サザビーズで約1,470万ドルで販売された。

②オラファー・エリアソン
1967年、デンマーク・コペンハーゲン生まれ。ベルリン在住。
光学や自然現象を探究し、観客に知覚の変容を問いかけるアーティスト。2003年には、ロンドンのテートモダンにて人工太陽を出現させたweather projectを成功させ注目を集める。2019年、TATE
MODERNで大規模個展、2020年コロナに前後して共生や地球環境をテーマとする個展をチューリッヒ、東京で開催。

③ACUTE ART
元ストックホルム近代美術館館長ダニエル・バーンバウムがディレクターを務めるAR開発企業。2020年3月にリリースしたアプリは、KAWSとオラファーによる「拡張現実」作品を無料で楽しめる。写真やビデオにキャプチャーし、共有できる。KAWSは彼のプロジェクトであるコンパニオン(EXPANDED)。オラファーは新しいARプロジェクト、WUNDERKAMMERを発表。

④ デイヴィッド・ツヴェルナー
1993年に、ニューヨークにオープン。以来、ロンドン、香港、パリに展開。2012年以来、雑誌『ArtReview』の年次「Power 100」リストのトップ5に常にランクイン。世界的な影響力を持つ。コロナで多くのギャラリーが閉廊するなか、「プラットホーム」のプロジェクトでは、作品の問い合わせはすべてを参加ギャラリーに直接転送。出展料や販売手数料も取らなかった。

⑤キャロル・ボヴェ
1971年生まれ。 アメリカ・ジュネーヴ生まれ。ブルックリン在住。
鋼、コンクリート、本、流木、孔雀の羽、貝殻、フォームなど、さまざまな素材を使用し、彫刻、インスタレーション、ドローイングを行う。2011年、2017年ヴェネツィアビエンナーレや、2012年カッセルドクメンタなどの国際現代芸術祭や、MoMAを始めとする大型美術館で個展も開催されている。

⑥キース・ヘリング&ジャン=ミッシェル・バスキア「CROSSING LINES」展
オーストラリアのメルボルンにあるビクトリア国立美術館では、2020年4月から7月までキース・ヘリングとバスキアという互いに友人同士でもあった2人のアーティストをカップリングした、はじめての展覧会を企画。しかし、新型コロナの影響により、全てオンラインツアーのかたちで、展覧会が開催された。

⑦レム・コールハース「Countryside,The Future」展
NYのグッゲンハイム美術館では、2020年2月から8月20日まで建築事務所OMAを率いるオランダの建築家レム・コールハースと、同事務所の研究機関AMOディレクターSamir Bantalによる「countryside」をテーマにした「展覧会」を開催(グッゲンハイムでのアート作品を展示しない初めての展覧会)。コロナで世界の都市機能が麻痺し、リモートワークによりカントリーサイド、自然環境との共生の必然を先取りする問題提起となった。

⑧TATE Modern「アンディ・ウォーホル 」展
このアンディ・ウォーホル の回顧展は、テートモダンでの初めてのウォーホル展。12のユニークかつ包括的な視点からキュレーションされた部屋で構成。
キュレーターのグレゴール・ミュアとフィオンタン・モランが、移民の物語のレンズ、LGBTQIのアイデンティティー、死と宗教への関心を切り口にした、オンラインのガイドツアー映像は、ウォーホル像をアップデートしている。

⑨TATE Britain「LGBTQ+ICONS」
コロナ後、アメリカから発生した黒人差別抑圧に反対する運動は、全世界に展開すると同時にLGBTQへの反差別運動のうねりも引き起こしている。TATEは近年のプログラムで、黒人やLGBTQの視点からのアートの再編を積極的に行い映画を制作、オンラインで配信。3人のLGTBQ +支持者がテートブリテンを訪れ、自身のアイデンティティと経験に基づきアート作品を解釈し、解説する。

⓾アートバーゼル・オンラインビューイング
2020年、コロナ禍により世界的アートフェアであるアート・バーゼルは開催を中止。本年は、代わりとして、オンライン・ビューイング・ルームを6月19日から6月26日まで実施。オンラインサイトでは、グローバルディレクターのマーク・シュピーゲルが陣頭指揮をとり、新しいアートフェアへのシフトを模索。その成果は、今後のアートワールドの未来を左右する。


後藤繁雄のマンツーマンオンラインコーチング&オンラインポートフォリオレビュー
30分~60分 10,000円・学割あり
https://www.gotonewdirection.com/coaching
月5名限定


//後藤繁雄 SHIGEO GOTO

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編集者、京都造形芸術大学教授、クリエイティブ・ディレクター、アートプロデューサー。「独特編集」をモットーに、坂本龍一、細野晴臣、篠山紀信、蜷川実花、名和晃平らのアートブック、写真集も数多く手がけるとともに「編集を開発する私塾スーパースクール」を1996年から行い人材を輩出。
また大学では、アートシンキングとイノベーション、現代写真について 2 0 年近くにわたり教鞭をとる。若手アーティストの発掘・育成 に力を入れる。自著・共著に『アート戦略/コンテンポラリーアート虎の巻』『現代写真アート原論』『僕たちは編集しながら生きている』など多数。 また、自ら主宰する G/P gallery を拠点に、150 を超す展覧会をキュレーション。企画・プロデュースを行なった大型美術館展、篠山紀信展「写真力」は、全国33カ所で開催され累計100万人を突破する金字塔となった。
#art #shigeogoto #HTFaT

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