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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#コンテンポラリーアート

アニッシュ・カプーアの聖なる侵入/一日一微発見339

ヴェネツィア・ビエンナーレの面白さは、ヴェニスという街とともにあるのだなと、通うたびに深…

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上田義彦の「鎮まる」を再び世に送り出す/一日一微発見317

何ができるのだろう。アートには? 90年代のことを思い出すと、そこは冷戦体制の解体期で、新…

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植物がコンテンポラリーアートに教えること(コッチャ/ニューエコロジー)/一日一微発見…

この数年、にわかに「アントロポセン(人新世)」という言葉が、時代のキーワードのように使われ…

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アート思考と「神通力」について(新年にあたって)/一日一微発見275

2022年新年にあたり、今年こそは大きな宿題になっている「アート思考」についての本を書き上げ…

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「コンテンポラリーアートがどこに向かっているのか」ということについて/一日一微発…

年末が近づくと、イギリスのアート誌『Arts Review』の「パワー100」が発表されてアートワール…

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建仁寺両足院での放電(杉本博司)/一日一微発見260

もうずいぶん前の事だが、知り合いというほど親しい人ではなかったが、仕事を一緒にしたことが…

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アートの才能となんだろう?/一日一微発見257

僕はたくさんの人と会うし、同時多発的にネットワークを持ち続けている。しかし、それでいて「人嫌い」を公言してもいる。 子供の頃から、人間以上に動物や植物や生命のない石やモノを「友達」だと思って育ってきたからかもしれない。「編集」という人間が中心にある仕事をしているから「人好き」と言われることもあるが、それはずいぶん違うなと思ってきた。 僕が好きなのは、人間の中にある「才能」で、それを発見したり、励ましたりするのが好きなのだ。人は、自分を動かしている才能に気がつかない時も多い

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「世界性」ということへ・山本浩貴さんとの対談をして/一日一微発見255

先日、僕の新著『アート戦略2/アートの秘密を解き明かす』の刊行記念トークとして、気鋭の文化…

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ヒト・シュタイエルはアートの未来を警鐘する/一日一微発見253

最近読んだ本の中で1番エキサイティングだったものを挙げるとするならば、ドイツ在住の映像ア…

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来春のポストフォト展のためのゼミナールが動き出した/一日一微発見252

ジル・ドゥルーズのことを、僕らが生きているこの時代の基本的な思考のアドバイザーだと僕は思…

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予期せぬ才能が現れる・アートアワードトーキョー丸の内2021/一日一微発見251

アートの最もエキサイティングなところは、毎年確実に「予期せぬ才能」が現れることだ。とりわ…

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京の秘密・榮榮&映里の新作『即非京都』/一日一微発見248

KYOTOGRAPHIEの最大の発明は、京都の神社や古寺、長らく閉ざされていた歴史的な建物の扉を開き…

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KAWSのアートにはどんな未来があるのか?/一日一微発見247

コンテンポラリーアートは、資本主義の流れの最先端のエッジにあるし、テクノロジーの進化も吸…

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「現代フォトアート」と「才能」のことについて考える/一日一微発見243

「僕はケビン・ケリーの著書『テクニウム』の中に書かれている“テクノロジーに耳を傾ける“ということにすごくインスパイアされて作品づくりのことを考えているんです」と北桂樹君は言った。 9月の頭から、愛知県の岡崎と名古屋の2会場で展覧会「現代フォトアートは変成する」が開催されているのだが、北君と、もう1人の出展者である伊藤雅浩君の2人がPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAの会場の方で展示を行っている。 ちなみに現在、京都芸大の博士課程で学ん

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