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中途の孤独

中途入社1年目が終わろうとしている。

業務内容や働く環境にはとても満足している。
一番叶えたかった裁量のある働き方が出来るようになった。なんといってもリモートワーク可、フレックス、仕事内容も割と自分でコントロールできる。9時18時オフィスの同じ席に固定だった頃と比べると、相当に自由度が上がった。

ただ、今日ふと思ったのは、これ。
会社に友だち出来なかったな…」

会社で友だち作りなんて甘えたことを、と言われるかもしれない。それもその通り。

だけど、「会社に友だちと思える人が数人以上いると、途端に離職率が下がる」といった研究結果も聞いたことがある(エビデンスを残さない姿勢)。
そして、実体験からしてかなり頷ける。

前職では、なんだかんだ「友だち」がいた。
友だちとはいつでも一緒にいるズッ友を指すのではなく、爆発しそうな仕事のストレスを愚痴れる相手。
「今日この先輩イライラしてて大変だった」「明日こういう仕事があってめっちゃ緊張してる」
そんなたわいもない、しかし日々を生き抜くには避けられない感情の揺れ動きに付き合ってくれる相手。

私の場合、それは同期だったり、たまたま仲良くなれた先輩後輩が幸運にもいたりしたんだけど。

そのありがたみを、中途入社1年目にしてひしひし感じる。

いや、中途同期もいたんだけど、なんだか馴染めず。(私の偏見だけど、男の子の集団って怖い。1対1じゃないとしんどい。可愛さという防御壁がないので、手ぶらで戦いに挑む村人の気分になる)

そして、以前は社内のワーキンググループに呼ばれまくり(本社の若手少なかったので)、掛け持ちしまくっていたのが、今ではまったく声がかからない。いや、自ら行けばいいんだけどね、知り合いいない中突っ込むのも勇気が出ないし…。そうすると自然に広がる人間関係もなく、出会いもない。

何もしないでいると、仕事で大失敗した日にも「つらい」と言えない。夫に家で愚痴るしかない。(それである程度発散されているから外に知り合いを増やすエネルギーが湧かないのかも)

とはいえ、せっかく働く場所として長い時間を過ごしているのだから、なんかもっと肩肘張らずに過ごしたいし、チャンスは使っていきたいな。

あれだなあ、外交的に頑張ろう期の20代前半を過ぎ、中堅一歩手前の年齢になってきたことで、どんどん気持ちが内向きになっているなあ。飲み会があっても、一歩引いてしまうし。愚痴を言えるような友だちの作り方、まじで忘れてしまった。前職で友だちを作れたわたし、どこ行ったの。

あと要因があるとすると、この会社でわたし頑張りすぎてる。頑張りすぎてたら友だちできない。
硬くなってたら冗談も言えないしね。あーもっと冗談言いたい。どうでもいいことだけ喋りたい。でも、「中途で仕事出来なくてごめんなさい」の気持ちを正直いまだに持ってるから、愚痴を言いたくなっても「出来ないくせに甘えるなよ」って思たくない私が出てくる。そしたらひょって黙るよね。

うん、友だちができないのは私の問題だね。
他の方はどうやって友だちを作っているのだろうか?苦労していないのだろうか?それとも、友だちなんかいらないよなのだろうか。

あー、背伸びしたまま1年が過ぎた。
そろそろ疲れ果てたので、元の私のままで歩いてみる練習をしたい。
ゆっくり、背伸びをやめる。

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