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2021-02-23


来る日も、また来る日も、明くる日も、
時の属隷は鎖の儘に
産声から、この溜息、
免罪の期限に至るまで

過ぎた日日の光の中に
負けだけが待つ双六の上
戯れ転げる二人が見える
消えろ、消えろ!
薄明の空よ

人の命は
寂しい夢だ

卑しく板に縋ろうと
勇んで息を巻いて来ようと
ライトから外れれば
おとなしく影に消える役者の如く

感情任せに喧しく
脳なしが語る
型なしの「物語」の如く

何の跡形もなく
闇に過ぎて逝く

Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow,
Creeps in this petty pace from day to day,
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. Out, out, brief candle!
Life's but a walking shadow, a poor player,
That struts and frets his hour upon the stage,
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury,
Signifying nothing.

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ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」の有名な台詞で、トゥモロースピーチとも呼ばれてる台詞です。
短いから英語でも覚えられるもんで、夜道でよく口にしてるんですが
今回は台詞としてではなく詩として訳してみました。
でも台詞を口にしてる時に見える情景の3分の1も言葉にできない。
というか口にする度、色んな情景に出会える。

詩っていいねぇ。


サポート頂けましたら、部屋を飾るお花を買って、その花を詩にしてお返しします🌷✨よろしくお願いします☺️