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11. 成果が見えてきた!ピンクだ!

<あらすじ> 10年間虫歯を放置していた夫。ずっと避けていた歯医者なのに、突然「歯医者に行く」と言い出し、覚醒。
2本抜歯を経て、インプラントを目指すべく、歯茎の治療中。

夫は依然、歯垢除去の治療中だ。
すでに通常の歯科衛生士さんにしていただく歯垢除去は終え、次の段階に入っていた。

歯茎を切開しての施術だ。


「麻酔が効いてる...」そう言いながら闘いから戻ってきた夫が言った。
夫曰く「歯茎をメスで切って、ペロンとめくってから、歯茎の根っこについた歯垢をゴリゴリ削った」らしい。

おぉぅ...なんとも痛々しい...。

今回は、麻酔が切れた後も、いつもとは違う痛みが残っていたようだ。
いわゆる、切り傷の痛みらしい。
歯茎を切開しているので、糸で縫っているのだが
その部位が痛かったようで数日間はご飯を食べるのも、歯磨きをするのも
苦戦しているようだった。


しかし!ここはもう、生まれ変わったアラフォー!
夫は、なんとも果敢に乗り越えてみせた!すごい!!
(歯の治療に関しては私は100%、応援団長に徹すると決めている)

そして、ある日のこと。
洗面所に二人で並んでいるときに気づいてしまった。

夫の歯茎が綺麗なピンク色になっている...!!!!

決して赤らんでいるわけでなく、薄いピンク色。
歯茎の色だけでいえば、私の方がむしろ少し赤みがかっているじゃないか。

「ピンクだ!」
「すごい、めっちゃいい色!!」
興奮気味に、アラフォー2人で鏡に向かい、歯茎の見せ合いっこが数分間続いた。

こうして成果が見えてくると、本当に嬉しかった。
結局、夫は一度も休んだりすることなく、歯医者に通院している。
10年間、避け続けるほど嫌だったのに、本当に頑張っていると思う。
いやはや本当に誇らしいよ。


(続く)

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