【週刊マルシェ】ラスボスおかんを倒すには今までのやり方では通用しない。ゆるんでほどいて、あるがままの自分を感じて、の巻。
みなさまおこんにちは、
自分責めの毎日からわたし大好きがあたりまえな毎日を。
あなたのドーパミン、
心理カウンセラーのイチカ✳︎ドーパミントです。
ブログにお越しくださってありがとうございます。
本日は、オンラインカウンセリングサイト
【ココロノマルシェ】への手紙。
ガッツリ毒親だと気付いてショック
まーさんからのご相談です。
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40歳女性、長女です。
子供の頃から実家での生活に息苦しさを感じ、このままでは自分らしく生きられないと思って大学から一人暮らしをし、30歳で結婚し今に至ります。
最近になって、ものの考え方や対人関係のよくないクセを直して生きやすくしようと思うようになり、その中で生育歴を振り返るようなことをしました。
同居していた祖母、父、母、いずれもの影響を受けている、こういうところが嫌だった、という点が出てきたものの、明らかに攻撃を受けていたということはなく基本的には大切にされていたので、母についてもソフトな毒親という感じの認識でした。
しかし最近になって自分の精神的な部分が自立に向かい落ち着いてくると、母のおかしさが余計に気になるようになりました。
調べていくうちに、母はアダルトチルドレンなのだということに気付きました。
もちろん、私自身もそういうところがあると認識しているので、ああこの人も同じなのかと思いました。でも自分のことはわかりにくいからかもしれませんが、余計に母のACはひどく見えます。
愛されていない、他人より損をしているという警戒心が強く、愛を求めるために過剰に人に尽くしたり良い顔をするのですが内心はストレスを溜め込んでおり、本人には面と向かって言えないので陰で文句を言うことになり、愚痴や嫉妬、不満を聞かされることがほとんどですし、私の事も同様に他の人に言っているのだろうと感じます。
恐れと不安が強い人です。
そしてどうやら私はそのフォローをしながらずっと過ごしてきたみたいで、その面では親と子の立場が逆転していると言われたら、そんなような気がしてきました。
私が母に悩みを打ち明けたりする事はほとんどありません。
この事を意識し始めてから気持ちがどんどん落ちてきました。
あと少しでメンタルブロックを払拭して幸せになれると思っていたところに、ラスボスの登場です。
気持ちが奪われてしまい、日常生活に集中できなくて、ずっと頭の中がドンヨリしたままです。
理由を自分なりに考えてみましたが、整理しきれないしスッキリする方法も浮かびません。
どうしたらいいのかわからなくなり相談させていただきました。
整理できないながらも、モヤモヤしている点を出すと一つは、一気に他責モードになってしまったことです。
今まで自分が考えて選択したと思っていたことも、ただの母親の影響だったと感じ、被害者感と無力感がすごいです。
大きな話は、私が子どもを持ちたいと思えないこと。
この考えは自分の個性なのか問題点なのかずっと悩んでいて、自分の個性だというところに落ち着こうとしていましたが、ここへきて「母のせいだったのか」という気がしてきました。
家の中で誰かに責任を持ち続けるのが嫌、という気持ちがなんとなくあったのですが、その正体がこれだったんだと。
こんな事で夫まで子どものいない人生にしてしまい申し訳ないですし、私は他の人が当たり前に思う事を当たり前に思えないんだという虚しさが母に向かっています。
また、今までの人生で「付き合いづらさを感じた女性」はみんな母に似ていると気付きました。
進んで悩みを聞いたりしていたのも母に似ている友達。
こんなところでも影響を受けていたのかと。
二つ目は、母のこのクセは治らないんだということへのガッカリ感です。
性格が変わると期待していたわけでもないですが、毒親は治りませんという記事を他で読んで改めてショックでした。
これから私が何をやっても良い方には受け取ってもらえないんだろうというガッカリ感、そして少しでも悪く思われないように私は気を遣い続けるのだろう、というめんどくささ、などがあると思います。
子どもの幸せを願う気持ちよりACの部分が勝ってしまい、妬まれそうな気がします。
また、母を幸せにする事はできないんだという無力感もありそうです。
三つ目は自分の言動が母の影響を受けたものだったり、母に似ているものだと思うと、自分のことも批判的に見てしまいます。
「そういう人の顔色を伺うところ、キモい」などと自分に思ってしまいます。
精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっているのですが、頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。
不安・恐れなのか、悲しみなのか、何なのだろう。。。
特別な出来事があったわけではなく、私の考え方が変わったから感じた事だとは思います。
連絡を断つなど極端な事をすると会わない間に妄想で嫌悪感を強めてしまいそうでそれは勿体無いですし、日々鬼のように連絡が来る、などはないので、うまく付き合っていきたいというのが希望です。
何かヒントになる事があれば教えていただければ幸いです。
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まーさん、おはようございます。
あなたのドーパミン・イチカです、はじめまして。
いきなりですけれど、まーさんのすごさを褒めたたえさせてください!!!
> あと少しでメンタルブロックを払拭して幸せになれると思っていたところに、ラスボスの登場です。
おおおお!!!!
すごい!!!!
おめでとうございます!!!!
まーさんは修行を極め、とうとうラスボスを倒す最後の山道に到達されたのですね!
「なんにもめでたくなんてない」
って思いますか?
ラスボス登場ということは、まーさんが今まで修行されてこられたことが順調に進んでいるというあらわれです。
しっかりと我らの根本裕幸のブログや本や映像などで学ばれて、ワークなどは実践されたのではありませんか?
>長女
>生育歴を振り返る
>母について調べる
>母のフォローをしてきた
>メンタルブロック
>他責モード
>付き合いづらさ
>無力感
などのことばたちが、まーさんが一生懸命こころのことを調べて、勉強してこられたことを教えてくれています。
そして、インプットしたそれをこうやって相談文としてアウトプットできておられますから、
まーさんは学んだことをきちんと身につけておられるんですね。
こうやって書き出してみるとあらためてわかりますねえ。
…なんてことを書くと、
「いやいやわたし全然、なんにもしてないしすごくなんてない」
ってみなさんおっしゃるんですけれど、
自分ではふつうにやっていることって、ほかの人にとってはすごく難易度が高いむずかしいことだったりします。
なので、受け取ってもらえないのは重々承知の上で連発します。
すごいですね、まーさん!!!
そして、これはぜひとも、根本裕幸や弟子どもの作品で恒例の、いつものやつ、例のアレをやってください。
アレ ↓
「わたしえらーーーーい!!!!」
「わたしすごーーーーい!!!!」
そんなことできない!やれない!って思われるでしょうか。
これらのことばはこころの栄養剤です。
こころも栄養がなくなると弱ります。
こころが弱ると、からだもつられて弱ります。
もちろん思考能力も弱ります。
ラスボスに挑むに、栄養不足は致命的です。絶対にやられます。
たっぷりと「わたしえらいっ」を与えてあげてください。
まーさんのこころの奥底にいる、ちいさな女の子に言ってあげるような気持ちで言うと浸透しやすいです。
最初は気持ち悪いかもしれないので、ただぶつぶつつぶやくだけで充分ですよ。
毎日繰り返してやることがポイントです。
これを続けるかどうかで、ラスボスへの道のりはがらりと変わってきます。
ぜひがんばってやってみてくださいねー!
さてさて、まーさんのご相談文を読ませていただいて、いちばん最初にわたしの目に止まったのがこちらの一文でした。
> 「そういう人の顔色を伺うところ、キモい」などと自分に思ってしまいます。
顔色ってね、伺えないひともいるんですよ。
ひとさまの顔色に気づかないひともいます。
気づいても、気づかいとして行動出来ないひともいますし、
気づくけれど、だから何?って怒り出すひともいます。
というわけで、まーさんがひとさまの顔色に気づいて伺ってあげられることは、まーさんの才能です。
こういう才能を「ホスピタリティ」と言います。日本語だと「おもてなし」というのでしょうか。
ホテルや飲食店、受付、マッサージ、百貨店などの接客業で発揮される才能ですね。
医療職や介護職などもそうかもしれません。
ひとに好かれ、愛されやすい、重宝され、尊敬される才能です。
デメリットは、まーさんもお気づきのとおりです。
>精神的な境界線を引く、が基本方針だということはわかっている
おっしゃるとおり、ずかずかとこころの境界線を越えてくるひとに悩まされがちという点です。
そこをケアするために、まーさんにひとつご提案を思いつきました。
が、その前に。
もうひとつ、まーさんの書いてくださったご相談文にお答えさせてくださいね。
> 頭と心がバラバラな感じがするのは何なのでしょうか。
不安・恐れなのか、悲しみなのか、何なのだろう。。。
これはね、こころがね、そのまま感じてーって言ってるんですね。
こころをそのまま感じると言っても、もしかしたら、がんばりやさんのまーさんは「どう言う意味?」と思われるかもしれません。
細かに説明させてくださいね。
まーさんは勉強熱心で、洞察力も優れていらっしゃいます。
勉強熱心ということは、現状を打破して改善していこうという行動力、実行力、情熱のあらわれでもあります。
と同時に、不安や恐れ、悲しみなどのネガティブな感情に蓋をして、感じないようにこころを麻痺させるものでもあります。
まーさんのご相談文全体に、改善することによってネガティブを感じないように自分をコントロールしようとしておられる印象を感じました。
もちろん悪いことではありません。多くの女性が30代まではそのように意欲的に行動して自分を磨いておられます。
が、40代からはがんばりかたが変わってきます。
いままでは、男性性をフルに活用してこられましたね。
男性性とは、
改善して前に進む
地に足つけて断固としてやりとげる
結果を出す
頭で考えて実行する
などの特徴があります。
これからは、女性性も解放して活用していきましょう。
では、女性性とはなにか。
さきほどの男性性を書き換えます。
改善して前に進む ↓
あるがままでただそこにいる
地に足つけて断固としてやりとげる ↓
水のように流れ、留まらず、その流れるさまをただ感じる
結果を出す ↓
プロセスをあじわう
頭で考えて実行する ↓
ただ感じる
こころとからだで感じ、女性性を解放する。
どうやったらそれができるようになるのか、
といったわけで、先ほど申し上げたご提案をご紹介します。それは、
ヨガや瞑想、マインドフルネスを実践すること。
まーさんはゆるむ必要があります。
1日に5分でも3分でも、ふわっと横たわったりすわったりして、目を閉じて呼吸をする時間をとってください。
こころが感じていることは、ことばにならないことも多々あります。
かならず言語化してあげなければならない、ということはないのですよ。
ただただ感じて、水のようにふわっと流してあげる。
それだけでもやもやは消えて昇華していきますから、ぜひぜひゆるむ習慣をつけてみてください。
というのも、ラスボスを倒す道のりは過酷だからです。
認めたくない感情を認めなければなりません。
そこに挑むには、男性性のような硬い鉄の意思を持っていくと砕け散ってしまうんです。
ラスボスおかんというものは、いままでのやり方では倒せないのです。
だからこそ、ラスボスといわれるゆえんなんですね。
だってね、わたしたちは、お母さんが大好きだから。
あのひとの体から栄養をもらって大きくなったんです。
あのひとがいのちを分け与えてくれたから、ここまで育つことができたんです。
ほかの誰よりも近い場所で、一緒に生きてきたんです。
それがわかっているからこそ、
あのひとが聖母ではなくて、
ありきたりの、
娘に頼ったり甘えたり、
自分の未熟さを投影して娘にやつあたりしたり、
外ではいい顔をするのに家では悪口や不平不満が止まらなくなってしまったり、
娘に気を使わせて母娘が逆転しているように思わせたり、
いろんな欠点を見せては娘にさみしさやかなしさやつらさを与えたりする、
ただのふつうの女だなんて、
ぜったいに認めたくないんです。
わたしだけの特別の、大好きなお母さんでいてほしいんです。
お母さんはなんでも知っていて、
いつでも正しくて、
きれいでかわいくて、
ずっと若くて歳を取らない、
間違ったことなんてしなくて、
世界でいちばんの女性なんだ!と信じていたあのころのまんま、
無邪気でいられたあのころのまんまでいてほしいからなんですね。
まーさんは40歳になりました。
おうちの中だけで生きていた時代はとうに過ぎました。
外の世界を、いろんな人間を、その鋭い洞察力で見てこられましたね。
外にはいろんな人間がいます。
びっくりするくらいやさしく、人間的魅力にあふれたひとにも出会われたと思います。
だけれど、そのひとも家に帰れば、
誰かを頼ったり甘えたり、愚痴を言ったり感情的になったりする、ただの人間です。
まーさんのお母さんも、まーさんも、
わたしたちはみんな、長所も短所もある、愛すべき人間です。
どうぞ完璧を求めないで。
完璧とは、神様仏様の到達する心境だと言われます。
わたしたち人間は、おろかなところがあるからこそ愛おしいのだ。
母もただの人間だ。
そう感じられたときに、存在していたはずのラスボスは消えていきます。
ゆるめて、呼吸して。
ご自分のこころとからだを感じて生きてみてくださいね。
ゆるむ手段として、いくつかおすすめを置いておきます。
これ以外にもいろんな方法をためしてみて、まーさんに合う先生を見つけてください。
ラスボスに至るまでの道、しっかりゆるめて、女性性のあるがままのちからづよさを信じて、感じてくださいね。
まーさんのしあわせを
大阪よりこころから願っています。
ご相談をありがとうございました。
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今日もおつきあいくださってありがとうございました。
すてきな今日をお過ごしください。
イチカ、あなたのドーパミンより。
ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。