
セクハラを受けてしまったときしてほしいこと
こんにちは!
カウンセラーの市川亜希子です。
先日、お弟子仲間とのカウンセリング実習会のリーダーのお仕事してきたよー。
ひさあしぶりに、東梅田のコワーキングスペースに行った。
私はふだん、ひとりでお客さんと一対一で仕事をしてて、ほかの人が働いてる姿を見ることがないんだよね。
だから、みんな仕事してていいなあ♡ってうっとり見てた。

仕事好きな人間って色気あるよねえ。
なんだろう、カネのにおいがするのか?お金もセクシャリティだもんねえ。
やー、なんか、エネルギーがすごく動いてて、色っぽい人たちの中で仕事できて、しあわせだった。

実習会もたのしかったし癒された〜
やっぱりさ、弟子同士でカウンセリングしあうのって、継続カウンセリング受けてるのに近いよ。
左上から(敬称略)
ブログリニューアル中⭐︎どうぞおたのしみにー!の奈良のママ4期あん
3期私
デビューしたて!6期フレッシュな風natu
ニュージーランドよりオーガニックなセクシャリティ4期シエロ
髪もフラミンゴ色5期スカッとロックmingo
場の細かな粒子をすべて読み取ってひろい言語化する天才2期Fuka
(アイドルとかプリキュアのキャッチコピーをイメージしてのおあそびである)
最後にみんなでシェアした議題が「セクハラ」だった。
セクハラ。
ハラスメントってなんで起こるんだろう?
なんでハラスメントを受けると傷つくんだろう?
ちょっと考えをまとめてみたいから、よかったらおつきあいくださいませー。
しかし、セクハラしてくる奴ってのはホンマうようよしてるよね。
アイツらは相手がホモサピエンスの雌に見えたらなんでもいいのだ。
もちろん、紳士的でやさしくて、与える愛の人類である男性がたくさんいることも知ってるよ。
でも、残念ながら、哺乳類の雄の目線で雌と関わればよろこぶだろう、と勘違いしてしまう人もたくさんいる。
自分語りで申し訳ないのだが、私などもむかしからよくセクハラにあう。
いちばんびっくりしたのは、赤ちゃんの娘を抱いているときにセクハラにあったときだ。
抱っこ紐でスーパーに行く途中で近所のオッサンが話しかけてきて、なぜか肩を抱いてきた。
あたまボサボサ、ノーメイク、ジーパンスニーカー、前抱っこの腕の中には生後3ヶ月の赤ちゃん。
そんないでたちの人間を雌とみなして、スキを見て痴漢してくるオッサンというのがいるのだ。
私が隙だらけだからいけないんだ、毅然とした態度を取れないからいけないんだ、
赤ちゃんが危害を加えられたらどうすんだ…!強くならなきゃ駄目だ!!!と自分責めしまくった。
でもこれは、なんの解決にもならないんだよね。
隙だらけとか、毅然とした対処とか、強くなるとか、それは動けるようになったときにとる
「対策」なんだ。
そんなのはあとまわしでよくってさ、
セクハラを受けたらまずやらなきゃならないことは、
「手当て」
なんだよね。
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セクハラってのは、被害を受ける方にとっては、交通事故みたいなもんで突然起こる。
もちろんフラフラ車道を歩いてる、とか車道に飛び出す、とかで事故にあうこともあるだろうけど。
自己責任で片付けられないもらい事故なんか、この世の中にいっぱいあるじゃないか。
9:1の事故なんかほぼ10:0だっていうよね。平等がどうのこうので10:0にはならんらしいけど。
そんなわけで、セクハラする奴ってのは、飲酒運転する奴とおんなじだと私は思うんだよね。
奴らの思考回路を理解して対処しようとするのは、
問題を大きなひとまとめにして社会に対応策をシェアする意味ではとてもいいことだとは思う。
けど、個人としてはその必要はないと思うんだ。
私たちがエネルギーを使ってあげなくてよくないか?
彼らの土俵に上がって、対等に話をしてあげる必要はないと思うんだよ。
たとえばね、
目の前を歩いているひとが、突然暴走してきたクルマに轢かれたら、あなたはどうする?
まず、安全を確保するよね。
周りの人に助けてもらって、救急車という人命救助のプロを呼ぶよね。
そのあいだ、自分にできることをやれるだけやるよね。
それでね、
もし自分がその事故の被害者だったら、って感じてみてほしいんだ。
なんとなくだけど、これを読んでくださってるみなさんはこんな行動を取るんじゃないかしら。
「だいじょうぶです、ごめんなさい!私がフラフラしてたから、ご迷惑をおかけしてすみません!」
って言いながら、誰もいないところに行ってひとりで痛みに耐えながら泣くの。
骨折したり血だらけの自分を見て、みじめさにひとりで泣くの。
なんで私がこんな目にあわなきゃならないの!って、世界を呪うんだ。
かつての私はそうだった。
あなたに必要なのは、だれかの手当て。
私に必要だったのも、だれかの手当。
私たちは、あたたかなお湯で傷を洗いながしてもらうことが必要だ。
私たちは、やわらかで清潔な毛布にくるまれることが必要だ。
不当で理不尽な扱いに侵食されてしまったこころとからだを浄化して、
きれいにしたところにあたらしく心地よさをたっぷりと注いでもらうことが必要なんだ。
それは、何日かかかるかもしれない。
私たちがひとりでがまんしてきた日数が長ければ長いほど、浄化に時間がかかるかもしれない。
もしかしたら、世界中の「女性性」が受けた傷の怨念みたいなものと同化してしまうこともあるかもしれない。
ひとりでがんばるには、とてもとても荷が重い…。
さっきはお湯や毛布と比喩表現したけれど、
信頼できる人にしてもらえるならば実際にそうしてもらうといいんだけど、
誰かに思いの丈をただただ聞いてもらうことで浄化される思いというのはたくさんある。
不当に扱われていやだったよ。
恋愛感情のないオッサンに欲望をむき出しにされてこわかったよ。
失礼な扱いをされて悲しかったよ。
尊厳を踏みにじられてくやしかったよ。
私は何にも悪くないよ。
カウンセリングに来て、ずっとしゃべっていていいんだよ。
自分の気持ちだけしゃべってていいんだよ。
あなたがことばにつまったとき、のどにかかる緊張をほぐすしつもんをするのがカウンセラーの仕事だから。
カウンセリング中はいい子にならなくていいんだよ。
対策をとるのは、傷ついた自分を癒してから。
自然とがんばれるときがくるから、今はまだ、あえてがんばらないことをがんばってほしい。
癒しの週末を!