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don’t think,feel、の巻。
伝えたい。
伝えたい。
伝えたい。
文を書くということは、わたしにとっては、気持ちを伝えることに他ならない。
3日、文を書かないと決めた。
おやすみだー!と安心して毎日を堪能した。
そして今、そんなに多くはないけれど、なんだか文が、あふれ出している。
✴︎ ✴︎ ✴︎
ここは子宮である。
3ヶ月先まで予約の取れないカウンセラー、20何冊の著書を持ちそれらの重版をバンバン重ねる作家、すぐ売り切れる人気セミナーの講師、変顔ユーチューバー、あと一体いくつ、何の仕事してんの?な偉大なる根本裕幸師匠の心理カウンセラー養成講座3期。
根本のお師匠の1期がそこここに豪快に華麗に固い岩盤にくさびを打って基本の地を築きつつ自ら飛び立ち、2期がそこを開き整え花を咲かせては壮麗なる花粉やクソ重たい種を四方八方に撒き散らし、そして現在我々うんこな3期がうんこなりにわけもわからぬままうんこ的に引き継ごうとしている、実にすてきな、心理カウンセラー根本裕幸のお弟子講座。
ここにいる間、わたしは胎児にもどる。
母の胎内にいた頃と違うのは、そこにきょうだいが20数人もいることだ。
みんなと一緒にただひたすらぬくぬくとまもられ、栄養をもらい、ぐるぐると好き勝手に泳いで自らを育み、たくさんの宿題をもらって、世に生まれ出るときを待つ。
講座中、ときおり仲間たちを見渡しながら思っていた。
この子宮のなかにいる仲間全員、誰一人として、わたしが何かを考えて引っ張り上げたり、掬い上げたりする必要はないと。
盟友、というにはおこがましい才女であるのだが、やはりしぐさや所作や発言がめちゃくちゃ可愛いオンナである児玉キャロが、なにもしゃべらずにカウンセリングをしたい、と言っていた。
その方がみんなが可愛いから、と。
みんな自分の足でしっかり立って、質問したり、先輩に挨拶したり、話したいひとをつかまえて話をしたり、ふんわりとやわらかにしなやかに行動している。
たしかに、わたしたちはただ、そばに居て流れに身を任せ、話を聞いたり、聞いてもらったりするだけでいいよなあ。
口を挟んだり、助け舟を出したり、ひとさまの生きる道に、なんかしらんけどがんばってみろとか、そんなことを言う必要はまったくない。
わたしはずいぶん、余計なお世話のお母ちゃんの目で世界を見ていたのだなあ。
そんなことを思いながら、自分の娘によく似たカウンセラーの、やさしく言葉少なに寄り添いつつ、気づいてほしい気持ちをそっと静かに投げかける、しっとりと女性らしいきめこまやかなカウンセリングを眺める。
わたしの娘ちゃんは、と色々考えそうになってそれを止める。
思考は、言葉は、要らない。
自分を感じていればそれでいい。
だってここは胎内なのだから。
✴︎ ✴︎ ✴︎
「カウンセラーとしての強みを見てあげる、見てもらう」という、3人組をつくる実習があった。
2人を前に10分話す。
わたしは人の話を聞くのが大好きなくせに、自分のことを話すのは本当に苦手だ。
まだ4分?まだ6分?など言いながらなんとか10分終えたわたしに、2人の仲間がきらっきらした目をして、
「いっちゃんの強みはねっ…」
と、たくさん、伝えようとしてくれている。
かわいい。
なんてかわいいの。
一生懸命。
いっちゃんはこんなこと言ったら嫌かもしれないけど、って。
一生懸命、わたしの話を一言一句漏らさず聞いて感じて考えて言葉に変える苦労をして、その果実を話してくれる。
かわいいわぁ…。
そのときはじめて、
ありがとう、と、こころから思ったのだ。
彼女たちが一生懸命、わたしの良さを、魅力を、売りを、愛されるポイントを、いっちゃんはきっと、ここをアピールしたらクライアントさんが喜んでくださるよー!などと、ときめきを抑えつつも慎重にことばを選んで伝えようとしてくれている姿が、とてもとても愛おしい。
可愛いなあ、うつくしいなあ、きれいだなあ、って。
ただただ、感激していた。
わたしが自分のことを実際どう感じているのか。
そんなんはもうほんとうにどうでもいい。
事実がどうであろうともう、そんなことはこのよろこびとはなんの関連も無くなっていた。
彼女たちがそう感じてくれた、これが、揺るぎない事実なのである。
彼女たちがわたしに伝えようとしてくれたよろこびが、それだけが、真実なのである。
受け取るって、だから、言葉ではなく思考ですることなのでもなく、感じるだけのものなのかもしれないね。
今回の講座で傷が癒されて涙を流したオンナは、すぐに宿題をこなすために颯爽とビジネス街のど真ん中にあるカフェへと去っていった。
あなたがわたしをサポートに選んでくれたから、わたしは受け取ることを感じられたよ。
ありがとね。
近いうちにセントレジスでアフタヌーンティーをご一緒してね。でも割り勘よ。
次は誰が涙を流すのだろう。
次は誰が勇気を持って、成長する道へ踏み出すのだろう。
ときめきが止まらない。
さあ深呼吸だ。
ただ、自分の肺と鼻を通る空気だけを感じるよ。
吸って〜、ふかぁぁぁぁぁぁぁぁく。
吐いて〜、ふかぁぁぁぁぁぁぁぁく。
思考は要らない。
そこには自分の体があるだけ、
感じるだけ。
しょーもないようだけど、これはわたしを助けてくれた。
あなたも、からだのどこかで覚えておいてくれたらいいなあと思っているよ。
本日のドーパミン
●よくわからない、自分の内部からあふれてくるものをただ、感じる。
●言語化しなくてもいい。
●感じる力に浸ってみる。
●今ここにいる自分を見つめる。
読んでくれたあなた、いつもありがとう。
お師匠、スタッフさん方、先輩方、仲間たちもありがとう。また来月ね。
ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。