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「傷つくならば愛ではない」ってホント?こんなに尽くしてるのにそんなのひどくない?



「相手に何か与えた結果、自分の望む結果が返って来ずに自分が傷ついた場合、それは愛ではない」



こころの世界にはそんなことばがある。
みんなもいろんなところで見聞きしたことあるよねー。


期待は裏切られる、とかもあるよね。


取り引きは愛ではない、とかもいうね。


じゃあさ、


/

ごはん作ったら「おいしい」って言ってほしいなー。


細々した家事をまめにしてるから「居心地いいね」って思ってほしいなー。

\



こんな気持ちを持つってことは、あたしは彼を愛してないってこと?


ううんー、そんなことないよー!


でもきっと、あなたがホントに言いたいことは別にあるよねー。





今日も無料カウンセリングサイト「ココロノマルシェ」にいただいたご相談にカウンセリング。


恋する傷つきやすい自立武闘派女子のみんなは共感するご相談だと思うー。






傷つくならば愛ではないについて


2023年4月6日

かなさん

こんにちは。超ロックマン&モラハラに片足突っ込んでる彼がいる、傷つきやすい自立武闘派女子です。

「相手に何か与えた結果、自分の望む結果が返って来ずに自分が傷ついた場合、それは愛ではない」

という内容の動画を見ました。

しかし思うのですが、いくら愛を与えても彼にはなかなか伝わらず、むしろモラハラめいたことをされるようになってきました


私が疲れていたり体調悪い時の小さなコミュニケーションのズレ(彼の話を聴き取れなかった、

たまたま彼としたことを忘れていてすぐに思い出せなかった等)

にとても敏感で、推測ですが、自分の存在がないがしろにされていると勘違いされている気がします。


同棲しているのですが、まだ私は4月から働き出す予定のため、色んな準備に追われつつも、外で働く人のような長時間拘束は無いため、

いつも忙しい彼のために、夜ご飯の準備や部屋の片付けなど細々した家事を全部引き受け居心地のいい空間を提供しようと頑張っています。

ただ、私も人間で完璧にはこなせません。


その私にとってはとても些細なミスを、彼が自分を傷つける材料にされた上に、

彼の女性に対するストレスをぶつけるきっかけにされるのがほんとに悲しくて仕方ありません。


それでも愛するって……。


彼には苦しい過去があるのを知っていますが、私にだってあります。
なので、対等に私を見ず、雑に扱うようになった彼に怒りを感じてもいます。


どうやったら、彼の心を開き、建設的に話し合いができるでしょうか。
尽くす以外の愛って、何ですか?


ぜひ教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


感情を解放する書くワーク


かなさーん、こんにちはー。
市川亜希子といいます。イチカと呼んでくださいねー。


ご相談のお手紙読みましたー。
もう、かなさんとは面談カウンセリングでお茶しながらお話ししたいなーってすごく思いました。


今月からあたらしいお仕事はじめられるんですよね。
不安だったと思います。


そんな中で彼氏さんに尽くしまくって、ホントによくやってらっしゃるなーって。


おいしいお茶とおやつでほっとしてもらいながら、かなさんえらいわーすごいわーめっちゃ頑張ってるわーってお伝えしまくりたい。


ご自分でも、「そうでしょ、あたしめちゃくちゃえらいでしょ?」って自慢しまくってほしい。


「あたしがどれだけごはんとか、こまごました家事とか、どんなふうに忙しいなか時間をつくって手間をかけたり工夫したりしてるのかー」


「彼によろこんでもらいたくて、1日のうちどれだけエネルギーをかけているのかー」


って、いっぱい教えてほしい。


イチカさんはコーヒーを飲みながら、そのかなさんの偉業をメモ書きにしていきます。


あなたが頑張ったこと、こつこつやってきたこと、ぜーんぶあますことなく文字に変えて残していきます。


かなさんがすっきりしたら、それを声に出して読みますからちゃんと聞いてくださいね。


かなさんはこんだけえらいのよ、こんなに頑張ったのよー!
これが愛じゃないわけないやーん!愛でしかないやーん!お疲れ様ー!


ってあなたをねぎらいまくる、ほめごろししまくるカウンセリングお茶会にします。


これはブログカウンセリングだから、メモ書きはかなさんご自身で書いていってください。


あたしが1日のうちどれだけ彼にエネルギーを割いているのか。
あたしが1日のうちどれだけ彼に尽くしているのか。


えーめんどくさいー
何でそんなことしなきゃならないのー


何でかっていうとね、書いてると、感情がぶわーっと湧いてくるからです。


多分かなさんの場合は怒りです。


どうして、こんなにしてるのになんで!
彼はどうしてわかってくれないの?
あたしは傷つけられるようなことしてるの?
してないよ!ひどいよ!


彼に言いたくても言わずに我慢してきたことばたちを、紙とペンは受け止めてくれます。彼らに頼ってください。


だから、頼れるような外見と質感の紙とペンがいいですね。
かなさんを受け止めてくれる、頼れる王子様のようなイメージを持てるものだと最高です。


彼らに頼りながら、書き出しながら、たくさん泣いてください。


鼻セレブのボックスティッシュも奮発して。
かなさんの大切なお肌を荒らさないで守りながら涙を拭いてくれる、これも王子様です。


4月だけれど、まだまだ肌寒い時がありますよね。
やわらかでふわっと包み込んでくれるような毛布やブランケットにも助けてもらいましょう。


「あたしを助けてくれる、頼れるものたち」って、実は探してみるといっぱいあるんですよね。



ティッシュなんてあたりまえにあるから、あんまりありがたさを感じなくなっちゃうんですけど、よく考えたらすごく頼りになる存在ですよねー。




与えたらまずは自分から褒めて形にする


さてー、ここからは与えたがりの自立系武闘派女子にはちょっと耳の痛いおはなしです。

さっきのティッシュみたいに、「与える」ということは、それだけしていたらあたりまえになってしまうんですね。


「わー、ティッシュってありがたいなー」って、たまに振り返って意識してあげない限り、どんどんありがたみがなくなっていきます。


かなさんも、彼に尽くしているご自分のことを「あたりまえでしょ」って思ってませんかー。


みなさんもご自分のことを振り返ってみてください。


色々工夫したり時間を捻出したりしてやっていることを、「だってあたりまえだし」って流しちゃってませんかー。


そうすると、その自分が感じてることを世界に投影するんですね。


「自分がやってることはあたりまえのこと」って、みんなが認識するんです。


ぜんぜんあたりまえじゃないのにー!
めっちゃがんばってやってるのにー!



それを、自分自身でなかったことにしてしまってるんです。


実に、実に、実にもったいない!


せっかくがんばったんだから、形にしましょう。
自分で自分を褒めるんです。


冒頭に「かなさんにはこんな対面カウンセリングさせてもらいたいー」って書いたのとおんなじやり方です。


「あたしは今日もこんなふうにごはんをつくった、えらーい
♪」

「あたしは忙しいなか彼のためにこんな居心地のいい空間をつくった、えらーい♪」



彼にしてほしいことがあるのなら、彼に感じてもらいたい気持ちがあるのなら、まず自分が自分にそれを与えましょー♪



まず自分から。これをこころの世界では「アカウンタビリティ」と言います。


自分で自分のご機嫌をとりながら、しあわせに過ごす。


そんな時間を増やしていくごとに、あたりまえだったことが感謝に変わっていきます。


自分自身の頑張りだけど、「あたしがんばったなー、自分にありがとうって言いたいなー」っていう気持ちがあふれてきます。


そうなったらもうしめたもので、世界も同じように「ありがとう」って思えるようなことがらであふれてくるんです。


まずは自分から!っていうポジティブに人生を動かしていくアカウンタビリティの考え方、ぜひ試してみてくださいねー。


今週末、4月15日の夕方18:00ごろ、この人がそのアカウンタビリティも含む3つの心理学講座の説明YouTube LIVEを行います。


イチカさんも生徒役で出ます。


ヤタ先生の講座は無料なのに有料級で勉強になりますよ!
よかったら観にいらしてくださいねー。





尽くす以外の愛ってなんだろう


かなさんがお手紙の最後に書いてくださったこの一文。


「尽くす以外の愛って、何ですか?」


これは、先ほど書いた「自分で自分のご機嫌をとる」練習をしていくことでできますよー。


それはきっとみなさんもよくご存知のことです。
それだけいろんなところで言われてます。


「受け取ること」です。


そも、与えるとか尽くすっていうのは、実は男性性が得意なことなんですよねー。

⋆与えたい
⋆守りたい
⋆助けたい
⋆よろこばせたい
⋆満足させたい
⋆カッコいいと思ってほしい
⋆頼りにされたい
⋆ご機嫌でいてほしい
⋆笑顔でいてほしい



男性性は、女性性をよろこばせるためにあります。

男性性は常に思考で生きているので、感情を感じることがあまりありません。
女性性と共にいて、彼女の喜怒哀楽を目にすることで疑似体験します。



「あっ、嬉しいってこういうことなんだな」


「あっ、ムカつくってこういうことなんだな」


みたいにね。


女性性がよろこびやたのしいといったポジティブな感情を感じてあげたとき、男性性もよろこんだりたのしくなったりします。


これが、与えたり尽くす以外にできる、女性性ならではの「受け取る愛」の正体です。


自分がよろこぶことが、男性性をよろこばせるんです。


だから、遠慮なくよろこんで行きましょう。よろこびを見つけて受け取りに行くセンサーを磨きましょう。


わがままにならない?って気になるなら、
彼に「わがままだったら言ってねー」って伝えておくんです。


これは彼にとってわがまま、これは彼にとってよろこび、
そんな経験をたくさん集めて、一緒に体験して、ふたりのつながりを深くしていってくださいねー。



モラハラ気味の正体


ちょっと昔の自分を思い出して反省しながら書くんですけど、私もよく彼氏に尽くしてはモラハラみたいなことされてました。


いまなら彼らの気持ちがわかります。


イチカさんは彼らの仕事を奪ってたんですよ。


男性性は、女性性がよろこぶことでしかよろこべない。
なのに、どんどん与えられて尽くされて、よろこんでくれないって不機嫌になられて。


彼らからしてみたら、重箱のすみをつつくようなモラハラじみたことをするしかなかったわけです。


だって、与えられたり尽くされたりすることって、世間一般からしてみたら「正しいこと」ですから。


「きみはこんなこともできないよね、でも俺はできるよ」


そんなやるせない思いで、役に立てるよ、よろこばせられるよ、って伝えようとしてたんだろうなあと思います。



でもまあ、ほかにやりようや言いようもあったんちゃうんかーい!とも思います笑


蛇足のお話でした。



そんなわけで、このカウンセリングを締めようと思います。


かなさん、いつもお疲れ様です!
このブログで彼との生活をたのしめるなにかがあれば幸いです。




あ、そうだ、


冒頭に書いた「きっとあなたがホントに言いたいことは別にあるよねー。」の、ホントに言いたいことって、


「好き」



です。



私たちって、好きっていうの照れる。
あたしは正しい!って言っちゃう。



好き、いちばんつよい。最強のことば。



 

じゃあホントにここでバイバイ。読んでくれてありがとう!




疑問やしつもんが湧いてきたみなさん、LINE公式にメッセージください。
ブログでお返事いたしますよー。






ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。