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【ルピ・クーア『ミルクとはちみつ』に心震える】

こんにちは。
小説ライターのかすがい りなです。


今回は、最近読んだルピ・クーアの詩集『ミルクとはちみつ』について。

この詩集との出会いは、私がWebライターの仕事で詩集についての記事を書いたとき。

作者の経歴とオシャレな表紙が印象的で、アマゾンで購入しました。


「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストに1年以上ランクインしていたということなので、ご存知の方も多いかもしれません。

(私は普段、あまり詩集を読まないので、記事を書かなければこの作品を知ることはなかったと思います。同じく、『茨木のり子詩集』も記事を通して出会いました)


本書の解説にも書かれていますが、トラウマや虐待について扱っているため正直、読むのが辛く何度も休憩を挟みました。

読む前は心の準備が必要です。

エネルギーが要るので、朝仕事前に読むよりも、帰宅後の夜にゆっくり少しずつ読むのをおすすめします。

私は午前中、家事が落ち着いた後に読んで、しばらくソファーで動けなくなりました(笑)

でも、それは単に疲れただけでなく、感動して心が震えたから。

ソファーに横たわりながら、心が震える時間を味わいました。

中でも一番、私が感動したのは『すべての若き詩人たちへ』という短い詩です。

あなたのアート
それはどれだけの人数が
あなたの作品を好きかの問題じゃない

という一節から始まるこの詩。

(あなたのアート それは)
あなたがあなた自身に
どれだけ正直になれるか

この次に来る、最後の一節にガツンときました。

絶対に
あなたの正直さを
伝わりやすさと引き換えにしてはだめ

WEBライターをしていると、「伝わりやすさ」「読みやすさ」ばかり気にしてしまいます。

それはアートじゃないから、私の作品ではないから、当たり前です。

だからこそ、自分の作品(私の場合は小説やnoteで書く文章)では、自分に正直でいたい。

もっともっと正直でいたい、と思いました。


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