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扶養内で起業した話【前編】(無料)

こんにちは、HSP*ライターの蒼樹唯恭です。この記事はこれから起業する人や、すでにもう起業して一歩、二歩進み始めている人に向けて書かれています。

*HSPとは「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味。「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略。


私がこの記事を書いた理由は、自分が経験した起業のリアルを伝えたいと思ったから。

SNSでは月収7桁や年収1,000万円など華々しい投稿が注目されがちです。私もそういった投稿に目が行ってしまいます。でも、ここではキラキラしていない、むしろ地味で泥臭い私の起業をお届けしていく予定です。


この記事は「起業初期から月収7桁を目指したい」「年収1000万円を初年度で達成!」等を理想とする方には、おすすめしません。

・家事や育児も好きだから、ほどよく在宅で働きたい
・マイペースに働いてそこそこの収入を得たい(月数万)
・扶養内で起業したい(個人事業主として働きたい)

こんな人におすすめです。


これから起業を目指す人がこの記事を見て、「こんな人もいるんだな」「じゃあ、私はこうしようかな」「ここは真似して、ここは真似しない」等と判断材料の一つにしてくれたら嬉しいです。




『扶養内で起業した話』は前編・後編に分かれています。前編は<プロローグ>、後編が本文(有料)です。プロローグには主に私が起業する前のことについて書いています。

後編を読まれる方は、前編を読んでからの方が分かりやすいのでおすすめです。




<プロローグ>

私は起業する前、Webライターとして働いていました。Webライターになったきっかけは、ワークライフスタイリスト®創始者である宮本佳実さんの本に出会ったからです。

佳実さんが書かれた『可愛いままで年収1000万円』『成功への扉が次々ひらく♡ミラクルレッスン』は、当時会社員だった私にとって受け入れがたい内容でした。たまたま職場の同僚からすすめられて読んではみたものの、「好きなことを仕事(起業)にしてもいい」「楽しく働いても大丈夫」という内容に「嘘でしょ?なんか怪しい…」と感じていたのです。


転機が訪れたのは数年後。20代も後半に差し掛かった頃、転勤で初めて地元を離れ、これからの人生について考え始めました。

「結婚したいけれど、いつのタイミングでする?」
「このままこの会社で働き続けて大丈夫?」
「私って、本当は何をしたいんだっけ?」

そんな自分の中から湧き上がって来る疑問に、答えを出せないでいた時期。ずっと引っ掛かっていた佳実さんの言葉が、より存在感を増していきました。

「好きを仕事にしてもいい…のかな」
「楽しく働いても大丈夫…かもしれない」
「でも、そんなに都合よくいくのかな?」

そんな葛藤を抱えながら、それでも明るい未来を信じたいという一心で、佳実さんの別の本を購入し、本についていたワークを実践しました。そうするうちに「私も好きを仕事にして働きたい!」「得意なことで稼ぎたい!」という気持ちが育っていったのです。


当時は、インスタもブログもやっておらず(見る専でもなかった)、SNS=怪しいと思っていました。でも佳実さんを知ったことで、少しずつブログを読み始め、ワークライフスタイリングセッション(佳実さんが考案したセッション。専門のスタイリストが行う)を受けるまでに。そのセッションをきっかけに、note も始めました。

ワークをするうちに「文章を書くのが好き、得意かも?」ということも分かってきました。当時は、文章を仕事にしている職業=小説家orライター、しか思いつかなかったので、とりあえずチャレンジできそうな賞を探しては作品を応募し、クラウドソージングに登録して簡単な仕事を請け負い始めました。


その後、会社員を辞め主婦になった私は、未経験でもWebライターとして雇ってくれる会社に就職します。そこでWebライターとしての基礎を学び、1年働いた後、つわりで会社に通えなくなった私は在宅で残りの案件をこなすことに(ユーチューブで当時について詳しく語っています)。案件が終わってからも、クラウドソージングで仕事を細々と受注し、フリーランスという働き方をひっそり始めました。

今振り返れば、会社にWebライターとして雇ってもらえたことが、フリーランスになる大きな自信に繋がりました。また、佳実さんのワークをする中で「子育てしながら働きたい」「在宅でマイペースに仕事したい」「家事もそこそこ好きだから、できる限りやりたい」という願望も明確になっていき、以降の方向性が定まっていきました。


でも出産後、私は大きな壁にぶつかります。出産して半年後には、仕事を再開しましたが、子育てしながらの仕事は思うように進みませんでした。睡眠時間を削りながらの作業、初めての子育て、周りには頼れる人があまりいないという状況で、身も心も疲れ切った頃。このままじゃダメだと思った私は、悩んだ末やっとの思いで開業届を出しました。


後編へ)

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