臨床心理士が解説!「ストレスの限界サインについて」
こんにちは、臨床心理士のいちかです。今回は、「ストレスの限界サイン」についてお話ししたいと思います。
ストレスは、私たちの生活に欠かせないものですが、過度になると心身に悪影響を及ぼします。では、どうやって自分のストレスの限界を知ることができるのでしょうか?ここで、私がみなさんに伝えたいしたいのは、以下の3つのポイントです。
1.感情の変化に注意する
ストレスが限界に達すると、感情が不安定になります。怒りっぽくなったり、落ち込んだり、無気力になったりします。また、楽しいことが楽しくなくなったり、人と関わることが億劫になったりする場合もあります。これらは、ストレスが心にかかっているサインです。感情の変化に気づいたら、自分のストレスレベルをチェックしてみましょう。
2.身体の不調に注意する
ストレスが限界に達すると、身体にも様々な不調が現れます。頭痛や胃痛、肩こりや腰痛などの痛みや痺れが起こったり、睡眠障害や食欲不振などの生活リズムの乱れが起こったりします。また、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりする場合もあります。また、記憶力が低下したり、睡眠不足になったりもします。これらは、ストレスが身体にかかっているサインです。身体の不調に気づいたら、自分のストレスレベルをチェックしてみましょう。
3.行動の変化に注意する
ストレスが限界に達すると、行動にも変化が現れます。仕事や勉強のパフォーマンスが低下したり、ミスや忘れ物が増えたりします。また、タバコやお酒などの摂取量が増えたり、買い物やギャンブルなどの依存行動が増えたりする場合もあります。これらは、ストレスを解消しようとしているサインです。行動の変化に気づいたら、自分のストレスレベルをチェックしてみましょう。
以上、臨床心理士が教える「ストレスの限界サインについて」でした。
私もコロナ禍でストレスMAXになり「歯が抜ける」「自転車で買い物に行って歩いて帰ってきてしまう」「生ジョッキ缶に出会ってしまい、毎日飲む習慣ができてしまう」など限界サイン(?)がいくつか出現しました・・・。
ストレスは適度にコントロールすることで、私たちの生活を豊かにします。しかし、限界を超えると逆効果になります。自分のストレスの限界サインを見逃さずに、適切な対処法を見つけてくださいね。
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