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京都芸術大学・京都市立芸術大学卒展に弾丸で行ってきた!

弾丸で1日で京都市立芸術大学と京都芸術大学の卒業展に行ってきました。
この2つの芸大、名前がとても似ているけれど、別の大学です。京都芸術大学は旧名、京都造形大学です。


京都市立芸術大学

京都市立芸術大学は昨年に京都駅近くにお引越ししてきて、建築も真新しい。そして、この卒展は卒業生だけでなく、在校生の課題発表も兼ねていてた。
 全部の作品は見れなかったけど、全体の感想としては、真面目な印象。多分、卒業作品だけじゃなく、課題作品も一緒になっているからだけど、「お題」があって、それに即した作品が並んでいる。
 あとは、校舎自体の建築が作品のようで美しかった。
空が切り取られて、ジェームズタレルの作品みたいだ。

空の切り取られ方
作品展の裏側だけど綺麗

印象に残った作品はこちら。キャプションが取れなかったものもあって、作者名が不明なものもあるのはすみません…


紫陽花のドライフラワーをひたすら描いている。この光景自体が絵になってる。
紫陽花のドローイング
市長賞とられてた。キリスト教がベースにあってとても迫力がある

作者は中原美香さん


流木のドローイング。デッサンにするとポスターとしてもステキ
アナフィラキシーというタイトル。なるほどに
このドローイング めっちゃ美大だわー
こんな大きなドローイングかいてみたいなー


こういう環境を使ったインスタレーション好き

総じて、基本がしっかりしている印象。東京藝大のようなぶっ飛んだ作品はあまり見かけず、静かでしっかりしている印象だった。

京都芸術大学(旧京都造形大学)

そして、後半戦は京都芸術大学へ。エネルギー切れしそうなのと、時間がもったいないので松屋で牛丼をかけ込みGo!
京都芸術大学卒展の全体の印象は、社会課題へのアプローチが明快で、そして商品化やマネタライズを目指している現実的な作品が多い。ポップで分かりやすい、そしてWebサイトやアプリなどのインタラクション系なもの、カードゲームなどが多い印象だった。

色々な校舎の中に作品があるけど、瓜生山中腹から見える京都市街が美しい。残念ながら今回は、漫画や文芸の校舎は時間切れで見られなかった。舞台やファッションもあるのも特徴的。京都芸術大学通信の方に行く身として、ディスプレイの可愛さやポップさ、作品のクオリティ、やっぱ完敗ですわ。まあ、どの芸大も私みたいなのが批評できる立場ではないんだけどね…

ええなあ京都は

では、印象に残った作品を。やっぱりキャプションを撮り忘れて作品名・作者名がわからないものもあります。すみません…


これぞグラフィックデザイン かわいい!
かわいい〜ロゴ
こういうのツボ!鴨川ラブなだけに実用化してほしい
ニャンコと一緒に食べるオイシックスみたいなもの。発想が面白い。
猫の方に合わせるのはいい発想だよね!
商品化すぐできそう
カード引いてその日の新しいチャレンジをするの楽しそう
これめっちゃよかった。
百人一首をビジュアル化するのは、覚えられない人にとって最高のツールだ
これも発想がすごい。点字に書体を作る。確かに触ってみたら、尖っている点字と丸い点字は受ける印象が違う。リサーチもしっかりしていて、学術的だし、社会的意義も高い。座布団5枚だわ!
実際にやってみてすごい楽しかった。抽象的なパーツを組みわせてデザインにするの楽しいな。個性も出るし。
この漫画めちゃめちゃ面白かった。出版してほしい。
葬儀を少し離れた立場で見ることで、色々な家族模様のホッコリが見れる。
すごい面白い。
これはすごい経験だなあ。そしてコミックエッセイ ぜひ出版してほしい!
これは売れまっせ!
誰もが昔遊んだものをインナーフェイスにして灯りを消すという発想はとても面白い。
そして、コンクールに応募して海外まで出展できてるのも計画的ですごい。


先生の作品。糸を引くと消えていくの面白い。
これこれ!こういうの待ってたのよ。
人間の体の老化をデザインするの面白い。
働く細胞のデザイン版か。ハゲの経過、勉強になる。

どの芸大もそれぞれ全然作風が違って、面白かった〜
おそらく教育も全然違うんだろうなあ。
どれが良くてどれが悪いってことはないけど、
東京藝大→アート思考
京都芸術大学→デザイン思考
京都市立芸術大学→基礎力付きそう
って感じかなあ。
一つ言えることは、どの卒展も素晴らしかったです!