[アートな時間]デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザインに行ってきた
6月18日まで大阪中之島美術館でやっている「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」に駆け込みで行ってきました!
一応、通信課程でグラフィックデザインを専攻しているし、このタイトルだったら行かんといかんやろ、という勉強モードのモチベーションで行ってきました。
その正直な感想&覚書です。
正直にいうと、「デザインの勉強」としてはう〜〜む期待したものではなかった。。。
期待としては、アートとデザインの歴史やこれまでの定義などの背景が知りたかったなと。そもそも今はアートとデザインの間の溝はどう理解されているのか、といった前提が解説されて欲しかったなと思います。
それぞれの作品が「デザインと思うかアートと思うか」を鑑賞者にチョイスさせ、最後にみんながどう評価したかを見る仕掛けになっています。
正直、作品が多いので、みんな適当だと思うし、そもそもの背景知識がない中で選ぶので、それぞれが選ぶ根拠がよくわからない…
ただ、自分の中でどういう作品を「デザイン」と位置づけ、どういうものを「アート」と見ているかを言語化するいい時間だったなと思いました。
この展覧会を通じて自分の中の分類法をメモ書きします。
ただ、最後に「アート」と「デザイン」は二律背反のものではなく、両方あるものもたくさんあるし、その両方を満たすと考えられるものが評価されているのでは?と思いました(特にデザイン領域で)。
アートと思うもの
・役に立たない
・意味を考えさせられるもの(すぐに答えが出ない)
・複製不可能、複製したら劣化する
・美しい
デザインと思うもの
・実用性がある
・メッセージが明確
・複製可能
・面白いひらめきがある、アイデア勝負
こんなことをメモしたのですが、
今日、スクーリングの先生がアートかデザインかの違いについて
「アートは自分発信、デザインはオファー(受注元)がある。昔の自画像の絵画は、10%増しにカッコよく描くことをビジネスとして頼まれて描いたのでデザインである」と言われていて、
「めっちゃシンプルでわかりやす!」と思ったのでした。
有名なフォトグラファーも、自分の世界観を出す(アート)から始まって、それが気に入った人からオファーがあり、その人のオーダーに沿った作品を作れば「デザイン」となる。逆に、商用デザインの写真を撮っていたフォトグラファーも、その作品から醸し出される世界観が色々な人に気に入られ、独自の世界観自体を表現する集合体は「アート」になるのかもしれない。
ただいいアーティストは、いいデザイナーであり、アーティストなんだろうな、その塩梅をうまく変えられるのが売れっ子になる秘訣なんかな?
と思った今日この頃でした。
結果的に脳みそを使ういい機会でした!
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