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アウトオブ霞が関しました

久しぶりのnoteになりますが、実はこの間で霞が関を辞職しました。

理由やきっかけは去年のこのnoteを読んでみてください。

ただ本当の意味では辞めてません…w

そのココロは、割愛人事というやり方で、辞職しつつも戻ってくるよ!という方法でして、一般的な言い方でいうと、転勤とか出向といった方がいいのかもしれません。 

以前のnoteで霞が関の人事の話の記事も参考に読んでもらえたらと思いますが、霞が関のグルグル人事で、定期的に国の外郭団体や地方自治体に出向する期間があるのです。職種によりますが、私の職種は管理職になる前に2回は霞が関の外に出るというルールがなんとなくあります。そのほか、問題起こした人や霞が関でメンタルがやられた人が霞が関を一旦離れるために行くこともあります。
私の場合は、次の異動のタイミングで辞めようと思って人事に話したら、まあちょうど外に出るタイミングだしということもあって…今 ココです。

今回は、霞が関漬けにしばらくなっていたし、一旦外に出た今の気持ちや生活、また新しい環境から霞が関に対して今思うフレッシュな気持ちは今だけだと思うので、今の気持ちをここに記録しておきたいと思います!

脱⭐️霞が関をして、毎日の生活で変わったこと
1  早寝早起きになった!
実は霞が関の朝はとっても遅く10時です。(9時半でしたがコロナの時差出勤でさらに遅く)
今は9時出勤だし、前みたいに職場にすぐ行ける環境じゃなくてもいいからちょっと緑の多い遠方に住んでいるので通勤に時間がかかります。(都会生活からの反動で自然に飢えてたんです…)
朝が早いのと、基本今のところ残業がないので夜は自然と眠くなります。まだ働いてたよなーという夜の10時には眠気が…。

2 ドライアイが無くなった!
霞が関の生活では1日年休をとると大体翌日は300通くらいのメールが来てるので、午前中はメールの仕分けと返事で終わったりして、休みのツケがひどいです。仕事中はずーっとメールが来るので、目を凝視させて細かい内容を読むのでドライアイが酷かったです。それが今や!1日メール数件という目に優しい環境…

3 耳鳴りがマシになった!
新しい職場でまだ平和な日々が続いていて、アドレナリンが出るようなヒリヒリすることが皆無なので、自律神経が穏やかなんだと思います。
でも持病なので、悪い時もあるので関係ないかな?

4 ナチュラルに方言が出るようになった…w
地元に近いところなので、あっという間に標準語が消えましたね。
霞が関にいるときはそこまで意識して標準語にしていたつもりはなかったですけど、ロジカルなことや議論する時って方言より標準語の方がやりやすかったからかなあ。でも地方は方言のリズムでほんわかしてます。

5 午後ねむい
これもアドレナリンが出てないから、普通にしてたら自然現象で昼食後は眠いです。

6 夕方の間食が無くなった!
多分、脳みそ前ほどあんまり使ってないから糖分がいらない、夜はエンドレスではないから少々お腹が減っても間食は不要です。

ということで、何が変わったって生活のQOLが爆上がり&健康的な生活になったことですね。

とはいえ、霞が関の生活より今の方がいいのか?というと全てがそうだとはいえないなと思うところです。

1番は、仕事内容。霞が関の仕事は激務だったけど、デカい物事がサクサク動いて大物が出てきたり、世の中の仕組みが身近に知ることができて、霞が関はなんともいえないグルーブ感やダイナミックさがあるなと改めて思ったところです。

また、デカい物事がサクサク決まるので、今の仕事で、え?そんな細かいことをそんな何人もで何時間もかけてやる?と思ってしまいます。ちょっとしたこと(と思ってしまう)が2〜3時間かかる。そして、物事のデカさも粒度も全然違う。

もう一つは扱う予算規模が全然違う。
もう麻痺しがちだけど、億単位で動かしていた予算が、万円単位になったので、ちょっと金銭感覚がバグってしまいそうです。

そして、世の中への影響度が全然違う。
霞が関の仕事はYahooニュースやNHK報道、新聞記事にいいことも悪いこともすぐ報道されたので、何かあればtwitter やウェブですぐ反応が返ってきて世の中の反応がすぐわかるのでそこは面白さでした。

今の職場も前の部署とはジャンルが一緒なので、霞が関で作ったポスターが貼ってあったりします。
そういうのを見ると、霞が関の同僚や上司の顔を思い出し、ああ地続きなんだな、繋がっているんだなと思い懐かしく感じます。
霞が関に行く前には、そういう親しみを持って国のことを考えられなかったけど、今は一人一人の顔が思い浮かぶので、あそこで作り上げた政策を実行していく立場になり、ああバトンが繋がっているんだな、と思いしんみりした気持ちになります。

今の職場にはってあるポスターを見ると、あのギラギラした日々や超頭キレキレの局長、毎日遅くまで残業で大変ななか、ひたすら働き続けている同僚を思い出し、懐かしく感じます。もちろんいやなことや辛いこともあったけど、一旦やり切った感があるので、しばらくはまた違う立場で色々やっていけたらなと思います!

たまにこれからも、霞が関あるある、ネタなどなど書いていきたいと思いますが、また違うことも書いていけたらなと思います!

しばらく離れるので記憶が薄れてくるかもしれないし、新しいことをアップデートできてないかもしれないけど、これからも霞が関の人たちを身近に感じてもらえるようなnoteを書いていければなと思います!



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