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夢。ずっと追いかけてきた。高1から、医療ソーシャルワーカーになりたくて、ずっとずっと、それだけを一途に想ってきたし、夢を叶えるだけの努力は続けてきた。

授業の中で、これから先の履修科目の厳しさと、実習の単位認定の厳しさを嫌という程、ネチネチと伝えられた。そんなこと、分かりきっているのに。あくまでも法律で決まっていることだから、という言葉を繰り返す教授たち。正直、尊敬している教授たちだったからこそ、ネチネチとその文言を繰り返す姿を見て、私が勝手に失望したというか。上手く言葉に出来ないけれど、失望とはまた違うけれど、なんというか嫌悪感というか不愉快だったというか。言葉選びって難しい。

教授たちは、悪い言い方だけれど、資格取得者に相応しくない人たちを、蹴落とす役割も仕事として兼ねているのだと思う。だから仕方の無いことではある。でも、本気で資格を目指して努力している人にまで、その言葉の棘を刺そうとして、蹴落とそうとしてくるのは、私個人としてはよく思えなかった。教授たちは現実を知っているし、厳しさもよくわかっているからこその優しさとして、棘を刺してきたと思う。でもやっぱり、必要以上に棘を投げつけすぎだと思う。あんなの自信なくすし、目指す気持ちを持つことすら、いけないことなんじゃないかっていう感覚になってくる。

私って、なんで医療ソーシャルワーカーをこんなに想い続けてきたんだっけ。憧れ?直感?よく分からなくなってきた。

他にもなりたかったものはあった。いっぱいとは言えなくても、それなりに何個か夢と選択肢があった。ホテルのフロントスタッフ、空港のグランドスタッフ、ウェディングプランナー、ディズニーのキャスト、オリエンタルランドの社員。今もこの夢に対しては捨てきれない想いがあって、いつかもしかしたらっていう気持ちもある。それでも、これら全てを押し退けてでも医療ソーシャルワーカーの道を選んだのは、どうしてなんだっけ。私がなりたかった医療ソーシャルワーカーって、なんだったんだっけ。

誰からも何も言われていないのに、あの授業の説明を聴いてからというもの、「お前には向いていない」って教授たちに言われたような気がして、苦しいし、悲しいし、逃げたいし、不安。

私、間違ったのかな。

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