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増大した不安が 真綿のように首を絞める どうにか こうにか どうか 息をしたいが でももは…
なにもかもだめで いやになったんだ どこかで誰かが歌った 僕は消えたいなんて歌 そんな気持ち…
(四拍子。一行で一小節。「おつきさんいくつ」などのわらべ歌みたいな適当な節で) だーるま…
懊悩は泥濘のごとくわが足を捉え 現実は大河のごとく眼前に行く手を阻む 向こう岸から呼び声が…
「もう一度」 もう一度 あなたと歌を もう一度 あなたの手を 耳を澄ませ 手をのべて あな…
憎むべきは敵か 屠るべきは仇か 恨みは晴れるか 因縁は切れるか その刃もて 頸を刎ね 血で…
手招いたのは 憧憬の悪魔 "私と一緒に 踊りませんか" ようやく芽吹く 平穏の種も 花咲くその前に 嵐の予感 ねぇ神様、こいつと どんな賭けをしたの 依然到底届きそうにない 伝説や憧れ 心のどこかでまだ 夢見てる 彼はそれを知ってる 誰より もう踊れない ついていけない 馬蹄でステップ 仮面の奥で 悪魔はどんな顔をしてる? それでも消えないのは あの日の憧憬 今ある焦燥 滑稽に踊れ 無様に こけつまろびつ その姿こそ いつしか 憧憬の的となる
みちづれ 古傷がずっと疼くように 心のうちに留まりつづける 高山の残雪のように 融けること…
ほんの些末な 些細なこと あなたに やさしく されたこと きっと忘れない ずっと ちっぽけ…
いくつもの後悔に 足を取られそう 細いあぜ道を 走っているみたい 後悔の泥の中には いく…
雨音よ 私の震える声を隠せ 差し伸べられるその手の主の 力強い足をも阻め 私を一人にするがい…