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そこは鏡張りの部屋 しかも四角い部屋じゃない 面だらけの部屋 きれいな多面体でもなければ …
他人が私を見て小さいだとか、頼りないだとか、そう思うのは仕方がないことでした。それが事…
増大した不安が 真綿のように首を絞める どうにか こうにか どうか 息をしたいが でももは…
なにもかもだめで いやになったんだ どこかで誰かが歌った 僕は消えたいなんて歌 そんな気持ち…
(四拍子。一行で一小節。「おつきさんいくつ」などのわらべ歌みたいな適当な節で) だーるま…
雨が来る。その予感を孕んだ秋風が吹いている。もうずいぶん歩いた。広い公園を一周して、美…
懊悩は泥濘のごとくわが足を捉え 現実は大河のごとく眼前に行く手を阻む 向こう岸から呼び声が 早く渡ってこいと言う さあその手で橋をかけよ 早くかけよそして渡れ、と 塵芥にまみれ 掴めるものは愛ばかり 愛ほど生に肝要なものはなく また愛ほど役に立たないものもあるまい それを大きく示すとて 誰も己のことで手一杯 口で申せど何ができるでもなかろうに でくのぼうとて生きていくのに 食べるものを得、住むところを持ち 東奔西走し誰かの側に行ってやる為には 無償の愛だけで足りようか せ
これまでのお話 下のマガジンにこれまでのお話をまとめてあります。第四章前半までは、あらす…
四月、勤めていた会社に、一人の新入社員がやってきた。専門学校を出て就職で、その当時二十…
「もう一度」 もう一度 あなたと歌を もう一度 あなたの手を 耳を澄ませ 手をのべて あな…
これまでのお話 これまでのお話はこちらのマガジンにまとめています。更新の間が開いてしまい…
僕らの世界には壁がある ので僕らは世界を正しく認知できず 無知で馬鹿であるがゆえに 壁を壊…
詩とも言えないような思いつきのなにか。私の心の中にある、手に収まるなにかの部品くらいの小さなもの。 今見てるアニメ作品の話かもしれないし、現実の話かもしれない。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 自分で選んだ道の上であなたに出会った その背中について行きたかった 隣でいつでも あなたを助けられるようになりたかった はじめはわかりにくかったけれど きっとあなたはとても優しい人 他人に過度に干渉したりはしないけれど 誰か困っていたらすぐに 的確に手を