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第2話-家出したロバ

こんにちは
一条です。


ロバと話してきました...


正直...どんなセミナーに行くより
興味深いことを教えてくれました。


この話だけは、自分の心の中に
留めておこうと思ったのですが...


出し惜しみ無く公開することにしました。


もし、周りに「ギャーギャー」と
騒がしい人がいたら、口にティッシュを
詰め込んで一度黙らしてから

この手紙を読んでくださいね(笑


では、今回のテーマですが、
『家出したロバ』です。


先日、井戸に落ちたロバ(ジョン)は、
飼い主と大喧嘩の末、家出したそうです。

さて、ジョンの運命はどうなるのか!?


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ホームレスになったロバ
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ジョンは、飼い主に
殺されそうになった事から
飼い主への信頼を無くし


直ぐに家出する事にしました。


夜中に飼い主が「グガー」と
イビキをかいて寝ている隙を見計らい、
経年劣化している柵をタックルで
破壊して、外に逃亡しました。


初めて自由に外を走り回る体験に
ジョンは、ウキウキ気分でした。


しかし、
そのウキウキ気分も長くは
続きませんでした。


家出したのは良かったのですが、
最大の問題は『エサ』が無いことでした。


お腹が減って歩くのも辛くなったジョンは、
とりあえず道端にある草をモシャモシャ食べて
飢えを凌いでいました。


しかし、良質な草ではないので
お腹を壊したり、間違えて毒草を
食べて体が痙攣し始め、口から泡をふいて
白目を剥き意識喪失したこともありました。


とにかく餌がないのが最大の問題でした。


「このままじゃ腹ペコで死んじゃう...」


そう思ったジョンは、
「人間が沢山いる街なら餌も沢山あるかもしれない...」
と思い、大きな街に出向くことにしました。


フラフラの足取りで、やっとの思いで
街に着きましたが、肝心な事を忘れていました。


「どうやって餌を人から貰えばいいんだ!?」


街に出向いた迄は良かったのですが、
餌を貰う手段がありませんでした。


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飢え死に寸前のロバの末路...
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ジョンはとりあえず、
街の大通りで座っていました。


「もしかすると誰か餌をくれるかもしれない!?」


しかし、世の中甘くありませんでした。


誰も見向きもせず、スタスタ歩いていく
ばかりで話かけてもくれませんでした。


ジョンはこのままでは、本当に飢え死に
してしまうと思い必死で考えました。


井戸に落ちた時には、地面を固めて
脱出できた....


「今度はどうやって、
人からエサを貰えばいいんだ!?」


うぬぬぬ....と考えた末、
良い方法を思いつきました。


「そうか誰かの役に立てばいいんだ!」


そう思ったジョンは、ロバである
自分が唯一できることは何か考えました。


すると、昔のご主人のところで
せっせと野菜を運んでいた事を
思い出しました。


ジョンは、
「八百屋さんなら美味しい餌も
仕事も沢山あるかもしれない」
と思い、八百屋さんに向かいました。


八百屋に着いたジョンは、
店主に言葉は通じないけれど
「あなたの仕事を手伝わせて欲しい」
と色々なジェスチャーを送り伝えました。


すると店主が、
「そうか!お前野菜を運んでくれるのか?」
「なら、これから仕入れに行くから手伝ってくれ!」


と言って、八百屋の店主について行き、
野菜を運ぶ仕事を手伝いました。


八百屋さんの店主は人力でリアカーを使い
野菜を運んでいたので、
ジョンが運んでくれることで大助かり!


店主は気前よく美味しい人参を
ジョンにあげました。


ジョンは、久しぶりに食べた人参の
あまりの美味しさにブルブルと震えていました。


ジョンは八百屋の店主の元で
働くことで食料危機を脱したのです!


・・・・・続く


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さて、今回のジョンの物語
またしてもビジネスにつながる
重要な土台が隠されています。


前回の『井戸に落ちたロバ』では、
『成功に必要な要素は、土台を積み上げる事』
そして一つ目の土台は、考え方(マインドセット)
だとお伝えしました。


そして、この物語の中では、
『2つ目の土台』について公開しました。


あなたは、この物語で
一番重要なポイントはどこだと思いますか?


「一条さん!やっぱり、
一人立ちして独立したところですか?」


確かに、誰かに依存することを辞め
一人で生きて行くことは物凄く大切です。


けれど更に重要になる部分があります。

それが、

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2つ目の土台『スキル』
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そう・・・二つ目の土台は、
『スキル』だったのです。


「スキル」と言っても
この言葉の意味は、かなり幅広いです。


例えば、今回のジョンのように
物を運ぶことができるなら
それも立派なスキルです。


自分では、『スキルとは言えない』
と思っていても他の人から見たら
「それすごいよ!」と思われモノも
たくさんあります。


しかし、多くの人は
『自分にはスキルは少ない・・・』
と思っていたり、本当は素晴らしいスキルを
持っているのに、別のスキルを学ぼうとします。


今回のジョンのように
たった一つしか無いスキルでも
人を喜ばせて、対価を頂こうと思ったら
十分可能なのです。


そして、二つ目の土台『スキル』を
使う上で、重要なマインドセットがあります。


それが、

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あなたのスキルを求めている人を探す
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例えば、今回ジョンは
かなり頭がキレましたね!


ジョンが唯一持っているスキル
『物運び』を求めている
人は、何処にいそうなのか?


そして、餌を沢山くれそうな人は
どこにいるのか?


その二つから考え出した結果、
「八百屋さんなら良いのでは!?」


という答えを導き出したのです。


そして実際に八百屋さんに出向いて
仕事を手伝わせてもらい、対価として
エサを頂いたのです。

ジョンは、一つ目の土台『マインドセット』
がしっかりしていたので、『スキル』を
うまく活用することができたのです。


これがマインドセットだけでも
スキルだけでも成功できない理由です。


マインドセットがあり、
そしてスキルがあることで
人に価値を提供することが可能になります。

そして最後、3つ目の土台についてですが・・・


今回もかなり長くなってしまったので
この辺で終わりにしましょう。


ただ、今回も考えて欲しいことがあります。


それが、
「自分はどんなスキルを持っているか?」
ということです。


「自分には何のスキルも無い」
と思う方もいるかもしれませんが、
探すと必ず出てきます。


YouTubeで大ヒットしている
チャンネルを見たりすると
非常に面白いです。


例えば、『料理に塩をふるスキル』だけで
大儲けしている人もいます(笑)


ひと昔前では考えられなかった様なスキルが
現代では大金に繋がることが山のように
存在しているのです。


だからこそ、
『自分にはどんなスキルがあるのか?』


と考えることはビジネスをする上で
すごく大切になってきます。


それでは次回お楽しみに♪

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