休日の昼間に旅番組を観るというチル

　最近は旅番組やさんぽ番組が好きでよく観ている。芸人やタレントが、横浜や箱根あたりをブラブラ歩いたり、食べたりしている番組だ。
　特に土曜や日曜の休日の昼間にやっている番組がよい。私が勝手に認定している三大旅番組が以下の３つだ。

『なりゆき街道旅』（フジテレビ）
『タカトシ温水の路線バスで！』（フジテレビ）
『有吉くんの正直さんぽ』（フジテレビ）
　
　全部フジテレビだけど、特に他意はない。

　こういう番組は、観光名所がロケ地になっている。「そのうち自分が行くときの参考にしたい」とか思いながら観る。一方、番組としての内容自体も、とてもいい。タレントたちが他愛のない話をしながら、和気あいあいと散歩する。この何でもない時間が心地よい。

　こういった昼の番組は、夜の番組とだいぶ雰囲気が異なる。夜の番組は視聴率競争に勝つためか、CMの前に煽ったり、スタジオのリアクションが仰々しかったりする。そういうのを観てると興ざめしてしまうのだけど、昼の番組はそういうのがなくて、ただゆったりと映像が流れていく。変な煽りも演出もなく、ただカメラが散歩するタレントたちを追っていくのだ。
　
　この緩さがとても愛おしい。休日の昼間という贅沢な時間帯に、ゆったりと旅番組を観るというチル。これが結構な至福の時間だったりするのだ。