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人文・アカデミズム

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#消費社会

男らしさに欠けてるのがコンプレックスだったけど、この本を読んで楽になった 大塚英志『彼女たちの連合赤軍』

男らしさに欠けてるのがコンプレックスだったけど、この本を読んで楽になった 大塚英志『彼女たちの連合赤軍』

「『耳をすませば』が好きだ」というコンプレックス

 僕は『耳をすませば』という映画が好きだった。ジブリのアニメ作品で、主人公の雫が、恋をしたり小説を書いたりする映画だ。この作品で主人公たちが活き活きとした暮らしが描かれている様が、とても好きだった。

 けれど、この作品は「2ちゃんねる」などの場所で冷笑されていた。雫と恋に落ちる天沢聖司を「ストーカー」と呼んだり、ラストの「結婚しよう」というセリ

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