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毎月7日にテーマに沿った小説を公開します。また同テーマにて創作を募集し、一緒に楽しめたら…
「別れようと思うの」 「え? 蓮くんと?」 少し驚いたように、綾は私の顔を見つめた。 「…
「お元気ですか?」と、夜遅くに笑顔で俺の家にやってきたのは、大学生の甥っ子だ。「ああ、誠…
本当に何年振りかで、年賀状を出すことにした。実家にいた頃は両親が毎年用意するのに便乗し…
掃除が下手な男が一人、フローリングの上でひっくり返っている。秒針の音を聞きながら、蛍光…
「え」 野木祐也は即座に振り返った。蹴り上げられたそれは、二、三度石ころだらけの地面を力…