それがあなたの本音なら #月刊撚り糸
半年付き合っている光輝に連れてこられたのは、街灯ひとつ見えない駄々広い草原だったので、私の心は大層昂ぶっていた。
何せ、しし座流星群が大量に降る夜である。
26回目の誕生日。
軽々しくおめでたいなんて言える年齢では無くて、
私にとっては今日までの日々が大勝負だった。
周りには瞬間を待ち侘びる仲間が沢山いる。
私たちも2人分のレジャーシートを轢いて、
お尻がくっつく位に近付いてゆっくりと夜空を見つめた。
夏だというのに夜はとても涼しい。
薄着なことを少し後悔したけれど、
少し