柳沢なおき(イチゴスター)

苺を作ることをなりわいとしています。 国内外数カ所の被災地経験がきっかけで仏教、経済、…

柳沢なおき(イチゴスター)

苺を作ることをなりわいとしています。 国内外数カ所の被災地経験がきっかけで仏教、経済、自然などに関心を持った後に農業へ。 農業のこと、地域のことなどnoteに。 三才山農園なかや。株式会社ASTROBERRY。松本市在住。

最近の記事

拝啓

こんばんは。 暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。 なんだか世の中が、身の回りが、内面までが、ぐるぐると目まぐるしく移り変わるような時間が続いているように感じるのは気のせいでは無いと思います。 日進月歩、少し前のことさえ隔世の感を覚えるほどです。 さて、私は農家なのだろうか。 そんな思いが日増しに強くなり、自分が向き合っている課題は農業に関することであるには違いないのですが農家というよりも農起業家とでも言えば良いのか、やることなすこと何でもありで何とも捉え所のな

    • noteは書けないらしい

      なんか書けない はじめはもうちょっと書けるかなと思ったけど なんか馴染めない どうも馴染めない コロナに触れるような内容を書くと(新型コロナに関する内容を含んでいます。正確な情報は厚労省のページを見てください。)というような表示が出るのもなんかいかにも模範解答的な対応でそういうのも引っかかる 自分の感性を掘ろうと思うと曝け出してる感がフィットしない かといって求められてるものを想像して書くタイプでもない(自分が) noteはサイトがカワイイ感じに作り込まれてるからそ

      • Remember Fukushima

        梅雨が開けた。 福島に行ってみるがいい。 双葉町、大熊町。 福島第一原子力発電所のあった場所だ。 目に焼き付けて来るといい。 現代の悲劇。 放射性物質に汚染された田畑に一面広がる太陽光発電パネル。 封鎖された建物に生い茂る草木。 事故現場を往来するダンプやバス。 これは天災か、人災か。 人は自然と共存し助け合わなければ生存できないことをまざまざと教えられる。 百聞は一見に如かず。 因果応報、自然を搾取し痛めつけ続ければ手痛いしっぺ返しは必ず人に返ってくる。 もちろん

        • ’97.8.24

          97年8月24日。平成9年。 昔の写真が出てきました。 さてどこでしょう、夏のキャベツ畑。 今年、50年連続日本一の生産量を記録した嬬恋村です。 この時は日本一27年目ですね。私は15歳。 ↑この右下の写真に上半身裸で写ってるキャベツの段ボールを運んでるのが私です。 この年、一学期以降は高校に行かずにキャベツ畑で11月のシーズン終わりまで住み込みで過ごしました。 家出状態で嬬恋村に行っていたので捜索願が出されていたそうで、あとで反省しました。 その後、嬬恋

          事業計画作りは楽しい

          さぁ資金調達だ。 事業概要を説明するためのスライド作りに昼と夜と農作業と交互に時間を割いています。 木のハウスや1.5倍の反収、輸出への挑戦など新しい取り組みを盛り込む事業内容を、事業を初めて聞く人にも伝わるようにするにはどう伝えたらいいのか。 ゼロから作り上げる感じがなかなか進まず。それでも有意義です。

          迷わず進め

          本文無し

          生が楽しい、死もまた楽しい

          生の尊さを死をもって語ると誤る。 死をもって語れるのは死の意味だけ。 生と死。 生が楽しいから死を忌み嫌う人は生と死を対極のものと捉えているのだろう。 若さは素晴らしいから老いたくない、と同じ論理。 素晴らしい青春を過ごし、壮年期もまた素晴らしいということはあるだろう。 生と死は矛盾するだろうか。 二律背反的なものとして受け入れ難く感じるだろうか。 物事は常に1つの視点から見るべきであろうか。 死をもって生を惜しむ論調に違和感を感じる。 死をもって考えるべきは死そのものの

          生が楽しい、死もまた楽しい

          星の光という贅沢

          高齢化が進む中山間地は日本中どこでも見られる光景だろう。 だから見慣れてしまっていて別に気にもとまらない。 僕のいる場所もそんな状態で、どこもかしこもお年寄り。 集落全体で110戸ほどに250〜300人が暮らしているが、平均年齢はどれくらいなんだろう? 65〜70歳に収まっていれば若いほうだと思う。 日本の農業従事者の平均年齢は66.8歳(2019)。 いや、60代はまだ若い気がする。中山間地を見渡せば。 団塊の世代が70歳なので、集落の平均年齢はきっとそれくらいだろうか。

          全部農業。

          デジタルトランスフォーメーションなるものを進めております。 法人化に伴い取引量が増えてくることもあり、今年は既に出荷量を増やしております。 自ずと様々なやりとりが複雑多岐にわたり、そこに金融機関や行政機関、施設設備関係業者さんとのやりとりも入ってくると社内での連絡は重層かつ連続的に進み通話、チャット、ファイルを駆使してスマホタブレットPCとデジタルツールが手放せなくなってしまいました。スマートウォッチを導入しようか思案中です。 昔とは違った意味で百姓化(マルチタスク人間)が

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          オープンソースという自由

          ポイントはオープンソース。 お互い権利を主張しない。 関わる人が増えるほど発展する。 自由の形は1つではないというところにさえ自由を見出せることが自由の定義なら、この形の自由は僕にとっては紛れもなく自由。 お互いが権利を主張できる自由。 お互いに権利を主張しない自由。 前者は個人の自由で後者は自由な社会…?

          オープンソースという自由

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          心が揺さぶられる

          種苗法のあたりから意識的に農業の貿易や輸出関係を調べ始めて、現実的な台湾、香港、中国あたりの情報収集を始めた。 それまで海外の農業っていってもベルギーやオランダなどヨーロッパの施設園芸を覗き見るくらいだった。あとイスラエル。 中国に行ってきた人がヘリの上から何千ha級の園芸団地や深センの超ハイテクショッピングモールのぶっ飛びぶりをビデオで見せてくれたことはあったし、そういう人たちは10年前には中国の農業は20年は日本に追いつけないと思っていたということも聞いた。ところがどうだ

          パラダイムシフト

          見事に変わったなと。 見える世界の風景が面白いほど変わったなと。 日に日に実感するビフォアコロナからの変動。 日本もそうだけど、アメリカの腐敗はかなり進んでたんだろう。 それを噴出させたのがパンデミック。 未知の脅威に対峙した時の市民意識がどの程度かの表面化、経済自粛による直接的ダメージ。 アメリカの劣化は想像以上だ。 ジェンダーだ、格差だ、黒人白人だ。 ウィルスそっちのけで主張するのは自分たちの権利権利権利。 価値の差別化だと嘯きながら反差別を絶叫する。 真っ黒なエゴの

          Disaster, resilience

          5歳、頭を縫う怪我 5、車にはねられる 〜よく学び、よく遊ぶ 14、車にはねられる 15、高校休んで嬬恋村で高原キャベツ1シーズン 〜よく遊び、よく悩む 23、自転車テントで日本巡り 24、新潟中越地震 25、レイテ島地滑り災害 〜よく学び、よく考える 30、東日本大震災 〜よく動き、よく働く その間にも色々色々あったけど、書いてみるとあっけなく、大したことない、言葉の圧縮度。 災害被災地支援には、若いうちに子どもには行かせたい。

          劣化

          38歳。 気がつけば徐々に中堅になっていた。 歳を気にする歳ではなくなる。 勉強吸収する意欲は減退してるだろうか。 渇望要求する意識は中和してるだろうか。 歳を重ねれば自由になるだろうか。 複雑になると同時に浅薄になっていくのだろうか。 自我や理想は見えなくなっていく。 それでも何か確かなものにまだ出会える気がする。 泣きながら生まれ、 輝きながら生きて、 熱くなって歳を重ね、 笑いながら死にたい。 希望に触れたい。 幸せを生みたい。 愛を知りたい。 運命を生きた

          種苗法関連

          備忘録程度にメモ書き http://media-ir.com/news/?p=45613 ベルグアースが中国に子会社「北京欣璟農業科技」をつくり、 https://kabuyoho.jp/discloseDetail?rid=20181126441292&pid=140120181126441292 北京欣璟農業科技が100%出資して苗生産事業拠点となる会社「故城欣璟農業科技」を設立し、昨年秋から稼働しているらしい、ということです。 もとの北京欣璟農業科技は中国からの出資

          名言風

          生き残るのは環境に適応した種か? 僕らは変わり続けなければならない。 それなぜか、という。 なぜなら、変わり続けることができなくなったものは、自分の都合にあわせて他を変えようとしてしまうかもしれないから。 確かに環境に適応できなければ生き残ることは難しいとは思いますが、そもそも環境に適応できない状況とはどういった時に遭遇するでしょう? 1つは天災などの予期せぬ外的要因による急激な環境変化。 これは運です。 これは仕方無いです。 2つめは自ら環境を変えてしまう場合。