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かぜのときの東洋医学

いちごです。
いつもお読みくださりありがとうございます☆

2006年にはり師・きゅう師の免許を取得。
鍼灸整骨院にて電気鍼、美容鍼、小児鍼、棒灸などで治療してきました。

今回は「かぜ」についての記事です。
私たちにとって、いちばん身近な病名ではないでしょうか。

この記事では

かぜに効果アリ!経穴(ツボ)の紹介
東洋医学でのかぜの考え方
・ひとりでできる、日常でできるセルフケア
注意!よかれと思っていた健康法が間違ってるかも

などについて書いています。


実際のワークショップの参加費よりも、
かなりお値段を低く設定
しています。

この機会にセルフケアをしてみませんか。


それでは見ていきましょう。

東洋医学から かぜをみる

東洋医学ではかぜ(風邪)のことを風邪(ふうじゃ)といい、風の邪気による影響とされています。


この風邪(ふうじゃ)、首の後ろ・背中から、体の中へ入ってきます。

首にはいくつもツボがあります。
日常ならマフラーをしたりタートルネックで首を守ることができます。


よく見かける「ツボ」とは、東洋医学では「経穴(けいけつ)」といいます。


最近では、自宅でカンタンにセルフケアができるようになりました。

「お灸女子」という言葉が流行りましたよね。
男性だと「やいと男子」というそうです。
(やいととは、お灸のことです)


ドラッグストアでも気軽にお灸を購入できるようになりました。
ただ、お灸のカタチによっては、自分ひとりでするのは難しいかと思います。

というのも、この大椎というツボ、首の後ろにあります。

【からだに侵入する風邪をブロック!】

大椎

【大椎(だいつい)】
《督脈(とくみゃく)、解熱、強壮作用、かぜなどに効く》

あたまを前に倒し、首のほねを下へ触っていき、いちばん上にあるポコっと丸くでた骨のすぐ下にある。


首の後ろなので、自分の目での確認は難しいですよね。
触ってみて、なんとなくでも、わかりましたか?

ここにお灸をすると、首から肩にかけての全体が温まってきます。


お灸はセルフケアにぴったり

「艾(もぐさ)」を皮膚に乗せ火をつけ、からだに温熱的刺激をあたえる方法。

昔は、皮膚に直(じか)にすえていましたが、
最近は、もぐさと皮膚の間にすきまをつくり、
痕(あと)が残らない方法が多くとられています。

【もぐさ】よもぎの葉の裏側にある白い毛を乾燥させ、精製したもの。

【よもぎ】よもぎ餅(草餅)、よもぎ茶、よもぎ風呂、よもぎ蒸し......で使われる、あのよもぎです。

【チネオール(シネオール)】
よもぎの葉に含まれる成分。
お灸を燃やしたときの香りはこのチネオールによるもので、リラックス効果が期待できる。
消炎、抗菌、鎮痛、血行促進などの効果がある。


最近はさまざまなタイプが売られています。

背中など見えないところにお灸したいなら、火をつかわないタイプがオススメです。

火を使わないお灸・太陽


火をつかう場合は、誰かに手伝ってもらいましょう。

初めてのお灸は弱刺激から。慣れてから中刺激・強刺激にしましょう。


お灸以外のセルフケアって、なにがあるの?

とってもカンタン・カイロ

大椎には使いすてカイロもよく使用されます。

やり方は簡単、カイロを大椎あたりに貼り付けるだけ。

低温やけどには注意です。かぜをひいて寝込んでいるような場合は、カイロはやめておきましょう。


たくさんの場所に対応できる・ドライヤー

ドライヤーで温める方法もあります。

ですが、私が実際にしたところ、あまり効果を感じられませんでした。


なぜなら、温め方にコツがあったからです。

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