人間の矛盾

やりたいことを色々先延ばしにしたまま、まもなくまたひとつ歳をとる。「いつかやろうは一生やらない」とは本当だなと、自分で実証してしまっている。いつかやりたいことは、やったら楽しいだろうけどやらなくても困りはしない。毎日生きるために仕事して、いろんなものを支払って、生命維持につとめ、周りに迷惑をかけないように、生きてる。必要最低限はできてる。

いまの人生が続いていっても楽しいバサマにはなると思うし、あした死んでも正直そんなに悔いはない。けど、こんな人間でもやりたいことはそれなりにある。

海外にもまた行きたいし、英語の勉強もしたい。買ったまま読まずにいる本も読みたいし、物を減らしていつもキレイな部屋を保っていたい。洗車したい。車のキズを直したい。そろそろリアルに体が動かなくなる気がしてきて、行く行く詐欺を何年もしているプールにも行きたい。

まだまだ出そうだけど、日々仕事しながらこれらのことをやりくりするほどの体力と思考のリソースがなく、淡々と過ごしてしまう。やらなきゃ！と火が付くこともあったり、まぁいっかと思う日があったり。人間とはなんと矛盾した生き物なんだろうか。

こういうところが不完全な人間らしくて、また味わい深いものだなと思ってしまう今日この頃です。